Dermatology

Dermatology · 2-13

性器カンジダ症

Genital Candidiasis

前提:病態
カンジダ属
薬剤
イブレキサフンガープ
疾患
カンジダ症

🧠 全体像は、多くが常在 カンジダ の過増殖によるである。女性では、男性ではを来し、女性では典型症状に加えてKOH鏡検などで確認して診断する。1

発症要因

  • 妊娠、高エストロゲン状態
  • 糖尿病、特に不良
  • HIV感染などの免疫不全
  • 湿潤、、反復する局所刺激

性感染症には通常分類されず、無症候の腟内保菌は治療対象ではない。1

臨床像

病型 主な所見
強い外陰・灼熱感、発赤・浮腫、排尿時外陰痛、、凝乳状白色分泌物。重症では・びらん
亀頭・包皮の紅斑、丘疹・膿疱、白色付着物、・灼熱感

反復するでは糖尿病、免疫抑制、衛生・湿潤環境を評価する。

診断

  • VVCではは通常4.5未満である。
  • 分泌物の・10% 、菌糸またはを確認する。
  • 鏡検陰性でも典型症状が続く場合、または・再発性VVCでは、基準法である真菌培養で菌種を同定し、検証済みPCRは補助的に用いる。2
  • 培養陽性でも無症状なら、常在保菌の可能性があり治療しない。

BV、を鑑別する。

治療

病型 治療
単純性VVC 1〜3日間の局所、または妊娠していない場合に150 mg単2
重症VVC 7〜14日間の局所、または150 mgを72時間後に再投与
再発性VVC 7〜14日間の導入治療または反復導入後、週1回を6か月などの維持療法を専門医と計画
非アルビカンス種 菌種を確認して代替抗真菌薬を選択する。反応不良例ではホウ酸などを、妊娠の有無を含む安全性を確認したうえで専門医と検討する12
局所と乾燥・。著明な炎症や反復例では基礎疾患を評価

⚠️ 妊娠中は7日間の局所を優先し、経口との関連が報告されているため通常は避ける。の単日高用量をVVCの定型治療にしない。2

パートナー

VVCは通常性行為で獲得するものではなく、無症候パートナーのルーチン治療は不要である。男性パートナーに症状があれば局所治療する。1

まとめ

  • の多くは常在菌の内因性過増殖である。
  • VVCは強いを示し、pHは通常4.5未満である。
  • 単純性は短期局所または単回、再発・非アルビカンス種は菌種に応じて長期管理する。
  • 妊娠中は局所7日間とし、無症候パートナーは治療しない。

出典

  1. 1.Guideline: Vulvovaginal candidosis (AWMF 015/072, level S2k)(2021)外陰腟カンジダ症は症状だけで他の腟炎と鑑別できず、症状と鏡検を組み合わせて診断し、再発・複雑例では培養と菌種同定を行うこと、および無症候保菌者・無症候パートナーを治療しない原則を確認した。閲覧 2026-08-13
  2. 2.Vulvovaginal Candidiasis: A Review of the Evidence for the 2021 Centers for Disease Control and Prevention of Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines(2022)培養が診断の基準法で分子検査は良好な性能を持つこと、単純性VVCではアゾールが第一選択であること、非アルビカンス感染ではホウ酸が選択肢となること、妊娠中フルコナゾールに自然流産・先天異常との関連が報告されることを確認した。閲覧 2026-08-13