Embryology

Embryology · 13.3

呼吸器系:臨床

Respiratory System — Clinical

応用トピック
食道疾患:胃食道逆流症・好酸球性食道炎・食道閉鎖・狭窄早産の合併症(BPD・ROP・NEC・IVH)
疾患
食道閉鎖症・気管食道瘻

🧠 の臨床相関は「分離の失敗()」「開通の失敗()」「成熟の失敗()」の3系統に整理する。 それぞれ13.1・13.2で学んだどの発生ステップが破綻したかに1対1で対応する。

気管食道瘻・食道閉鎖

13-1-respiratory-diverticulum)の癒合が不完全・偏位すると、を来す。複数の型があるが、最多の型(全体の約85%)は「近位+遠位食道が気管と交通するTEF」の組合せ。

⚠️ このパターンでは、羊水を嚥下できないためを来し(07-3-umbilical-cord-amnion調節の原則)、出生後は哺乳時のむせ・チアノーゼ、胃内へ空気が入りすぎる腹部膨満などで気づかれる。カテーテルがで止まることで診断される。

喉頭閉鎖・喉頭ウェブ

喉頭上皮の一時的な閉塞(13-2-larynx-trachea-bronchi-lungs)が正常にしないと、喉頭の閉鎖や、声帯レベルの)を来す。完全閉鎖は出生直後の気道確保ができず致死的となりうる。

肺低形成

肺自体の発生プログラムは正常でも、物理的な圧迫や不足により肺の発育(特に気管支分岐・肺胞形成)が障害される続発性の病態。

新生児呼吸窮迫症候群

サーファクタントの産生不足により、肺胞()のが下がらず虚脱しやすくなる病態。早産児、特に13-2-larynx-trachea-bronchi-lungs)に至る前に出生した児で頻度が高い。

⭐ RDSの本質は「からのサーファクタント産生が間に合わない」こと。予防的には母体への投与(08-4-fetal-therapy)での成熟を促進し、サーファクタント産生を早める。出生後は外因性サーファクタントの気管内投与も行われる。

副葉・過剰肺葉などの構造異常

まれに気管支分岐のパターン異常により、副気管支や過剰な葉など)が生じることがあるが、臨床的意義は比較的軽微であることが多い。

まとめ

  • の癒合不全で生じ、近位+遠位TEFの型が最多。を伴う。
  • は喉頭上皮の不全による。
  • による圧迫やによる続発性の発育障害。
  • はサーファクタント産生不足によるで、早産児に多く、で予防しうる。