Neurology

Neurology · G2-21

神経画像検査:血管造影・CT・MRI・PET・SPECT

G2-21: Imaging techniques (angiography, CT, MR, PET, SPECT)

前提:正常
Multimodal imaging:PET/CTとSPECT/MRIMRIコントラスト:プロトン密度・T1・T2強調
画像所見
タリウム-201 SPECTドパミントランスポーターSPECTハチドリ徴候拡散強調画像高信号慢性虚血性白質病変

🧠 全体像:画像検査は目的で選ぶ。救急で出血・骨を素早く見るならCT、軟部組織・急性虚血・脱髄ならMRI、と治療なら、代謝・血流を評価するならPET・SPECTである。

比較

検査 最も得意な情報 利点 主な限界・リスク
、骨折、脳室・ 速い、広く利用可能、救急に適する 、早期・虚血の感度が低い
MRI 軟部組織、急性虚血、脱髄、腫瘍、 多様ななし 時間、体動、閉所、デバイス・異物の個別安全確認
CTA・MRA 頭頸部血管の狭窄・閉塞・動脈瘤 非侵襲的に広範囲を評価 CTAは放射線・、MRAは流れによるなど
カテーテル脳 高い時間・の血管像 診断とを連続して行える 侵襲性、穿刺部合併症、造影剤、リスク
PET 、受容体・病理標的など依存の機能 定量的な分子・代謝情報 放射線、費用、限られた可用性・
SPECT ・灌流、分布 PETより利用しやすい場合がある 放射線、PET・MRIより低い

救急での使い分け

flowchart TD
    A["急性神経症状"] --> B["まず単純頭部CTで出血・大きな<span class='jp-term jp-term-diagram' title='mass lesion'>占拠性病変</span>を確認"]
    B --> C{"急性脳卒中を疑うか"}
    C -->|"はい"| D["CTAで大<span class='jp-term jp-term-diagram' title='vascular occlusion'>血管閉塞</span>を評価<br>必要に応じ<span class='jp-term jp-term-diagram' title='CT perfusion'>CT灌流</span>またはMRI"]
    C -->|"いいえ"| E["病態に応じMRI・造影検査を選択"]
    D --> F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='therapeutic indications'>治療適応</span>があれば<span class='jp-term jp-term-diagram' title='thrombectomy'>血栓回収</span>へ"]

MRIは急性虚血に高感度だが、発症ごく早期や小さな梗塞では陰性のことがある。の遅延領域を「可逆的虚血」と自動的に断定せず、基準に沿って解釈する。

MRIの特殊法

  • :水分子拡散の制限を示し、急性梗塞、膿瘍、病変などで高信号となりうる。
  • ・血液量・を推定する。
  • :血中酸素化依存信号を用い、言語・運動などの機能局在を補助する。
  • MRAや造影法で血管を描出する。

⚠️ 「や金属があればMRI不可」という一律の説明は古い。MR Safe・MR Conditional・MR Unsafeを機器ごとに確認し、製造者条件と施設のMR安全手順に従う。も腎機能、妊娠、既往反応、必要性を個別評価する。

PET・SPECTの用途

FDG-PETは認知症の代謝パターン、てんかん外科の低代謝、腫瘍評価などに用いる。SPECTは灌流、特定のによる評価などに使う。いずれも単独で病名を確定せず、臨床・構造画像と統合する。

まとめ

  • CTは救急の出血・骨、MRIは軟部組織・虚血・脱髄、は詳細血管像と治療、PET・SPECTは機能情報に強い。
  • 各検査の陰性所見にも時間・による限界がある。
  • MRIと造影剤の安全性は一律ではなく、患者と機器ごとに確認する。