Pediatrics

Pediatrics · 3-11

小児顔面神経麻痺

Facial Palsy

前提:正常
頭部:頭皮と顔面
疾患
ベル麻痺(末梢性顔面神経麻痺)
症状
涙液分泌低下

🧠 全体像:額が動くかどうかが中枢性と末梢性の第一歩である。末梢性で不能なら、原因検索と同時に角膜保護を直ちに始める。

中枢性と末梢性

所見 中枢性( 末梢性(
麻痺側 病変対側の優位 病変同側の顔面全体
額・ 保たれやすい しわ寄せ不能
比較的保たれる 不全・不能
原因 脳卒中、腫瘍、脱髄、炎症など Bell麻痺、HSV/VZV、中耳炎、外傷、耳下腺・橋小脳角病変

💡 病変は、臨床的には末梢性パターンを示す。

診察

  • 額のしわ寄せ、強い、歯を見せる、口笛、頬を膨らませる動作を左右比較する。
  • 耳介・外耳道の水疱、、中耳炎、味覚前2/3、、他の脳神経・四肢所見を調べる。
  • は病変の補助になるが、全例必須ではない。
  • 反復性、緩徐進行、両側性、他、外傷・腫瘤、改善不良では血液検査・MRI・耳鼻科/神経科評価を行う。

治療

  • 不能:、夜間、角膜評価。
  • Bell麻痺:発症72時間以内の経口ステロイドを年齢・重症度で検討する。抗ウイルス薬は水疱を伴う帯状疱疹性耳炎症候群などで併用を検討する。
  • 、中耳炎、腫瘍、外傷などは原因治療を行う。
  • 顔面筋リハビリと経過観察を行い、多くは回復するがでは専門紹介する。
flowchart TD
    A["顔面左右差"] --> B{"額のしわ寄せが保たれる"}
    B -->|"はい"| C["中枢性を疑い脳病変を緊急評価"]
    B -->|"いいえ"| D["末梢性:耳・感染・外傷・腫瘤を評価"]
    D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='eye closure'>閉眼</span>不能なら即時角膜保護"]
    E --> F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Cause-specific treatment'>原因別治療</span>と回復追跡"]

まとめ

  • 額温存は中枢性を示唆するが例外もある。
  • 末梢性麻痺では顔面全体と耳・味覚・を診る。
  • 角膜保護を診断確定まで遅らせない。