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Drug Atlas · B22 Antitussives & mucolytics / 鎮咳去痰薬 · 必修

ブロムヘキシン

bromhexine

分類
Antitussives & mucolytics / 鎮咳去痰薬
商品名(日本)
ビソルボン
商品名(EU)
Bisolvon
科目
Pharmacology
トピック
B22: Antiinflammatory agents inhibiting bronchial inflammatory processes. Antitussive agents and expectorants
副作用
悪心皮疹

🧠 全体像前駆体(であり、体内で代謝されて初めてとしての作用を発揮する。分けるべき一点は「代謝を経る分だけ作用発現がやや遅い」ことで、機序・適応・注意点の大枠はの項がそのまま当てはまる。

アンブロキソールとの違い

項目 (活性体) (前駆体)
体内での位置づけ そのもの 肝で代謝されを生成する前駆体
作用発現 速い(代謝を経ずに やや遅い(代謝過程が挟まる)
機序 線維の+サーファクタント分泌促進 同左(代謝後に同じ作用を発揮)
剤形の傾向 ・シロップに加え吸入・トローチも普及 ・シロップが中心

💡 二つの薬を並べて覚えるときは「→()→」という一本の経路として捉えるとよい。作用そのものの違いを覚える必要はなく、代謝の一段階が間に挟まるかどうかだけが差分になる。

適応・用法

適応はと同じく、粘稠な痰を伴う急性・慢性COPD)。用法・用量は国・製剤で幅がある。 日本のビソルボン錠4mg(塩錠)は1回4 mgを1日3回が標準用量1で、欧州のBisolvon製剤では1回8 mgを1日3回、治療開始時は最大1回12 mgまでとする例がある2。小児は年齢・体重に応じて減量する。実際の用量は必ず使用する製剤・国の添付文書で確認する。

禁忌・注意・副作用

禁忌・注意・副作用のプロファイルもに準じる(過敏症が禁忌、重度肝では慎重投与、軽度の悪心などの消化器症状が高頻度、皮疹などの過敏反応に注意)。詳細はの項を参照。

⚠️ 重篤な皮膚粘膜反応()の報告があり、が2015年に共通の注意喚起として添付文書への記載を勧告した3。頻度はまれだが、進行する皮疹や粘膜病変(口腔・眼・陰部の病変を伴う発疹など)が現れた場合は直ちに投与を中止し受診する。

まとめ

  • の前駆体で、体内で代謝されて初めて活性を発揮する。
  • 機序・適応・禁忌・副作用の実質はと同じで、作用発現の速さだけが異なる。
  • 経口としてを伴うに用いる。

出典

  1. 1.ブロムヘキシン塩酸塩錠4mg「クニヒロ」添付文書(用法及び用量)(医薬品医療機器情報提供ホームページ(KEGG MEDICUS収載の添付文書))日本のブロムヘキシン塩酸塩錠(ビソルボン錠4mg相当)の用法・用量が1回4 mgを1日3回であることを確認した閲覧 2026-08-03
  2. 2.Bisolvon 4mg/5ml Oral Solution - Summary of Product Characteristics(Health Products Regulatory Authority (Ireland)・2023)アイルランドのBisolvon製剤の成人用法が1回8 mgを1日3回、治療開始時は最大1回12 mgまでとされ、Stevens-Johnson症候群等の重篤な皮膚粘膜反応が記載されていることを確認した閲覧 2026-08-03
  3. 3.PRAC considers risk of severe allergic reactions with ambroxol- and bromhexine-containing medicines to be small(European Medicines Agency・2015)EMA PRACが2015年にアンブロキソール・ブロムヘキシン共通の重篤皮膚反応(Stevens-Johnson症候群等)リスクを評価し、添付文書への記載を勧告したことを確認した閲覧 2026-08-03