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Drug Atlas · C14 Antibiotics / 抗菌薬

デラフロキサシン

delafloxacin

分類
Antibiotics / 抗菌薬
商品名(EU)
Quofenix
科目
Pharmacology
トピック
C14: Quinolones and fluoroquinolones
禁忌疾患
重症筋無力症大動脈瘤大動脈解離
標的微生物
Staphylococcus aureusStreptococcus pyogenes / GASStreptococcus pneumoniae
副作用
下痢悪心
原因となる疾患
大動脈解離大動脈瘤

🧠 全体像は2017年に承認された最も新しいフルオロキノロンで、他のフルオロキノロンが持つ塩基性のC7側鎖を持たない性)フルオロキノロンという点で構造的に異質。この違いにより膿瘍のような酸性環境でも活性が落ちにくく、フルオロキノロンとしては珍しくMRSAを含む黄色ブドウ球菌に強い活性を持つ。「=緑膿菌、=MRSA」という対比で覚える。

シプロフロキサシン・レボフロキサシンとの違い

項目
電荷の性質 (塩基性側鎖を持つ) 性)——C7側鎖が塩基性でない
pHの影響 酸性環境(膿瘍内など)で活性が落ちやすい pH非依存的に活性を保ちやすい
ブドウ球菌への活性 MSSAには効くがMRSAには不十分 MRSAを含め黄色ブドウ球菌に強い
尿路感染・呼吸器感染・腸管感染など
蓄積データ 数十年の使用実績 新しい薬剤で後データが他剤より少ない

フルオロキノロンの中で唯一「MRSAカバー」を売りにする薬。 通常のフルオロキノロンはMRSAに対して不十分な活性しか持たないため、皮膚軟部組織感染で経験的にMRSAをカバーしたいときの選択肢の一つになる。

適応・用法

急性細菌性皮膚軟部組織感染症(Staphylococcus aureus(MRSAを含む)、Streptococcus pyogenes / GASによるものを含む)、Streptococcus pneumoniaeを含む)。経口・静注の両剤形があり生物学的に同等で、静注から経口への切り替えが可能。実際の用量は適応・腎機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意・副作用

  • 禁忌重症筋無力症を障害し症状増悪・クリーゼを誘発しうる)
  • ⚠️ 、末梢神経障害、中枢神経系作用というフルオロキノロン共通の重大副作用はにも当てはまる
  • 💡 QT延長は他のフルオロキノロン(特に)ほど顕著ではないと報告されているが、新しい薬剤のため長期的な安全性データの蓄積は他剤より少ない。QT延長のリスクを完全に否定するものではなく、添付文書上の注意は他剤と同様に必要
  • 妊婦・小児では原則避ける(フルオロキノロン共通、の懸念)
  • 副作用は悪心下痢などの消化器症状が高頻度で、他のフルオロキノロンと同様の傾向

まとめ

  • 塩基性側鎖を持たない「フルオロキノロン」で、pH非依存的に活性を保ちやすい構造的に異質な薬。
  • フルオロキノロンの中で唯一MRSAを含む黄色ブドウ球菌に強い活性を持つ。
  • 急性細菌性皮膚軟部組織感染症・
  • 重症筋無力症は禁忌。/解離・・末梢神経障害というフルオロキノロン共通のは同様に当てはまる。
  • 新しい薬剤のため後データの蓄積は他のフルオロキノロンより少ない。