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Drug Atlas · B19 Antidiabetics / 糖尿病薬

エルトゥグリフロジン

ertugliflozin

分類
Antidiabetics / 糖尿病薬
商品名(EU)
Steglatro
科目
Pharmacology
トピック
B19: Oral antidiabetics
副作用
多尿
対象疾患
2型糖尿病
原因となる疾患
Fournier壊疽カンジダ症

🧠 全体像と同じ機序(SGLT2阻害による)を持つ後発のSGLT2阻害薬で、といったクラス共通の注意点もそのまま引き継ぐ。この薬を分ける一点は、が中立的で、先行2剤が確立した「心不全・腎保護」という付加価値のエビデンスが相対的に薄いこと。なお日本では未承認で、開発元のMerck・Pfizerの提携も日本を除く形で進んだ経緯がある。

ダパグリフロジン・エンパグリフロジンとの違い

項目
DECLARE-TIMI 58/EMPA-REG OUTCOME(いずれも心血管保護のシグナルあり) VERTIS CV(2020年、のみ・は示せず)
心不全への適応 (DAPA-HF、EMPEROR)で確立し、を問わずの一角として使われる 心不全への確立した適応は持たない
腎保護のエビデンス DAPA-CKDなど専用の腎試験がある 専用の腎試験は乏しい
日本での承認 あり(フォシーガ・ジャディアンス) なし
・副作用 同じ 同じ(、多尿)

💡 同じクラスの薬でも「試験で何を示せたか」で臨床的な立ち位置が変わる好例。 の血糖降下作用そのものは他のSGLT2阻害薬と遜色ないが、心不全・CKDという「クラスを牽引した価値」の部分でエビデンスが追いついていないため、心不全・腎保護を主目的に選ぶ場面ではが優先される。

適応・用法

2型糖尿病に用いる。成人では1日5 mgを1日1回朝にし、効果不十分な場合15 mgまで増量できる(腎機能に応じて調整)。実際の用量は施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意・副作用

  • 禁忌・慎重投与:1型糖尿病、重度(血糖降下効果が減弱)
  • ⚠️ による低血圧は他のSGLT2阻害薬と共通の注意点。 周術期のも同様に必要
  • SU薬・インスリンとの併用では低血糖リスクが上がる
  • 副作用の頻度・重篤度はとほぼ同様(多尿が高頻度)

まとめ

  • SGLT2阻害薬。機序・副作用プロファイルはと共通。
  • 分ける一点はが中立的だったこと。心不全・腎保護のエビデンスが相対的に薄い。
  • 心不全・CKD保護を主目的に選ぶ場面では他のSGLT2阻害薬が優先される。
  • 日本では未承認。
  • などクラス共通のリスクは変わらない。