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Drug Atlas · A2 Cholinergics / コリン作動薬 · 必修

メタコリン

metacholine

分類
Cholinergics / コリン作動薬
科目
Pharmacology
トピック
A2: Cholinomimetics
副作用
めまい

🧠 全体像だが、治療には使わず)専用の診断用試薬という一点だけで存在している薬。アセチルコリンのメチル置換体でAChEにやや抵抗性を持ち、吸入で用量を段階的に増やして再現性よくを評価できることが、診断薬としての価値を作っている。

薬効群の中での位置づけ

薬剤 使いどころ 位置づけ
緑内障・治療薬 効果を起こすために使う
診断薬 に誘発し、その閾値を測定するために使う

同じ気道に作用する診断用の吸入試薬でも、は気道を収縮させて喘息の可能性を評価するのに対し、抗原吸入誘発試験は特定アレルゲンへの反応を見るもので目的が異なる。適切な下で、症状が現在または直近にある時期の陰性結果は活動性喘息の可能性を大きく下げるが、検査時期や不足による偽陰性があるため無条件には除外しない。1

機序

作動を介して→IP3→細胞内Ca²⁺上昇という経路で収縮が起こる。健常者の気道でも高用量では収縮するが、がある気道では低用量でも収縮反応が誘発されるため、FEV1を20%低下させる吸入量が診断情報になる。

薬物動態

吸入投与で局所的に作用し、全身への影響は最小限。規定したプロトコルで吸入量を段階的に増やし、でFEV1の低下を確認する。

適応

状況 位置づけ
喘息が疑われるが通常ので診断できない患者に用いる。FEV1が投与前値から20%低下する)を優先して判定し、装置と手順を厳密に規定した場合は)も用いる。1

用法・用量

吸入。規定した用量段階ごとにを反復し、FEV1が20%低下した時点でを補間して求める。最高用量でも20%低下しなければ、は「最終投与量を超える」と報告し、外挿しない。は装置間で比較しやすいためが推奨しており、を使う場合は送達装置とプロトコルを明記する。1

禁忌・注意

  • 禁忌:基礎FEV1が予測値の60%未満または成人で1.5 L未満、3か月以内の心筋梗塞・脳卒中、コントロール不良の高血圧、既知の、再現性のあるができない場合は禁忌・延期を検討する。1
  • 妊娠・授乳中、末梢性AChE阻害薬(重症筋無力症治療薬など)使用中では相対的に注意
  • ⚠️ 試験はなどの吸入をすぐ使える環境で行う。 過剰なを誘発した場合に速やかに解除できるようにしておく

副作用

頻度 内容
高頻度 (試験の意図した反応そのもの)、
注意 めまい、頭痛
重篤・まれ 重度ので速やかに解除する)

まとめ

  • だが、治療には使わず専用の診断薬。
  • 刺激による収縮を利用し、FEV1を20%低下させる)を優先指標とする。
  • 適切な条件での陰性結果は活動性喘息の可能性を下げるが、検査時期と状況を確認する。
  • 低い基礎FEV1、直近の心筋梗塞・脳卒中、コントロール不良の高血圧などでは禁忌・延期を検討する。
  • をすぐ使える環境で実施する。

出典

  1. 1.ERS technical standard on bronchial challenge testing: general considerations and performance of methacholine challenge tests(European Respiratory Society・2017)PD20を標準指標とする理由、陰性結果の条件付き解釈、禁忌と安全管理閲覧 2026-08-02