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Drug Atlas · A8 Beta-blockers / β遮断薬 · 必修

ピンドロール

pindolol

分類
Beta-blockers / β遮断薬
科目
Pharmacology
トピック
A8: β-receptor antagonistsA17: Non-benzodiazepine anxiolytics and non-benzodiazepine hypnotics
禁忌疾患
気管支喘息
副作用
めまい

🧠 全体像を持つで、「β受容体を塞ぎながら、塞いだ状態でも弱く刺激し続ける」という)の性質を持つ。この一点が、他のなど)との唯一にして最大の違いになる。

薬効群の中での位置づけ

グループ 代表薬 特徴 主な適応
非選択β+ISA を下げにくい 高血圧・狭心症
非選択β(純粋型) 完全拮抗 高血圧・不整脈・など
非選択β+α1遮断 ・高血圧

ISAを持つβ遮断薬は「安静時の心拍数を下げにくい」という独特の性質を持つ。 が低い安静時には自身が弱い作動薬として働き心拍数の低下を抑える一方、運動などでが高まった場面ではとして働き頻脈を抑える。この性質から、徐脈や末梢循環障害(など)が問題になりやすい患者で選ばれることがあるが、のように「β遮断薬による心拍数の持続的な低下」自体が予後改善に寄与する場面では、純粋な拮抗薬(など)に劣るとされ、現代の臨床での使用頻度は下がっている。

機序

β1・を非選択的に遮断する点はと同じだが、は受容体に結合したときに弱いながらもGs活性化を起こすとして振る舞う。濃度が低い(安静時)状況では、この弱い内因性刺激作用が相対的に目立ち、心拍数・収縮力の低下が完全拮抗薬より軽度にとどまる。逆に濃度が高い(運動・ストレス時)状況では、が受容体を占拠すること自体がの結合を妨げ、通常のβ遮断薬と同様にとして働く。

適応

領域 使いどころ
循環器 高血圧、狭心症
精神・心理 ・振戦など不安の身体症状の軽減(として言及されることがある)

用法・用量

低用量から開始し、効果・を見ながら漸増する。実際の用量は適応・年齢・腎肝機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 禁忌(非選択的β遮断による
  • ⚠️ 目的には第一選択にしない。 ISAによる心拍数低下の減弱が、純粋な拮抗薬で確立した予後改善効果と同等かは保証されない
  • 突然の中止はを招くためする

副作用

頻度 内容
高頻度 めまい
注意 悪心、睡眠障害
重篤・まれ (喘息素因)

まとめ

  • を持つと弱い部分作動を併せ持つ。
  • 安静時には自らの弱い刺激作用で心拍数低下を抑え、が高まる場面では拮抗薬として働く。
  • 徐脈・末梢循環障害が問題になりやすい患者で選ばれることがある一方、では純粋な拮抗薬に劣るとされ使用頻度は下がっている。
  • 適応は高血圧・狭心症が中心。突然の中止はを招く。