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Imaging findings · Published

ダブルバブルサイン

Double-bubble sign

別名
二重泡像二重泡状陰影
臓器系
消化器小児
科目
Pediatrics
トピック
小児科 13:胎便性イレウス、腸閉鎖症、幽門狭窄症、横隔膜ヘルニア小児科学 2-12:新生児消化管閉塞
関連疾患
ダウン症候群(21トリソミー)十二指腸閉鎖胎便性イレウス腸回転異常・中腸軸捻転

🧠 全体像は、拡張した胃と拡張した十二指腸近位部という2つのガス像だけが見え、それより遠位の腸管にガスがないという所見で、新生児のをほぼ確定させる。「2つの泡」という見た目のシンプルさが、そのまま病態のシンプルさ(十二指腸の1点で完全または不完全に閉塞している)を映している。

定義

(立位または)で、上腹部に大きなガス像(拡張した胃)とそれに隣接するやや小さなガス像(拡張した十二指腸近位部)が見え、その2つの間に細いくびれ(幽門)を挟む。遠位の小腸・結腸にはガスがみられない、または著しく少ないのが典型である。

なぜこの所見が生じるか

による外部からの圧迫・などにより、十二指腸の第2〜3部付近で内腔が閉塞すると、その(胃・十二指腸近位部)にのみ嚥下した空気がたまり拡張する。閉塞部より遠位には空気が到達しないため、腸管ガスが消失する。

の代表的な合併症であり、新生児でを認めたら染色体異常の評価(のスクリーニングを含む)を合わせて行う。ただしの多くはでもみられ、染色体異常がなくても起こりうる。

モダリティと写り方

検査 所見
と胎児腹部の2つの液体貯留腔として描出されることがある
出生後 典型的なダブル像。遠位腸管ガスの消失を確認する
診断がな場合に、閉塞部位・完全/の鑑別に用いる

紛らわしいもの

類似所見 見分けるポイント
が多発する腸閉塞 遠位小腸まで状に多発する場合は、より遠位(空腸・回腸)の閉鎖やを疑う。ダブルは2つのガス像に限局し遠位ガスを欠く点で区別する
生理的な胃・十二指腸拡張 授乳直後の一過性拡張は遠位腸管ガスを伴う。時間を置いた再撮影や臨床経過(胆汁性嘔吐の有無)で区別する
ダブルに加えて遠位腸管ガスが乏しい非閉鎖性のパターンを示すことがあり、鑑別が曖昧なら緊急を除外する

⚠️ 胆汁性嘔吐を伴うのに典型的なダブル像がはっきりしない場合、「閉鎖ではないから安心」と判断しない。 とともにが進む外科救急であり、画像がでもを積極的に除外する。

まとめ

  • は拡張した胃と十二指腸近位部の2つのガス像+遠位腸管ガスの消失で、を示す。
  • を合併しやすいが、染色体異常がなくても起こりうるため過信しない。
  • 遠位腸管ガスが完全に消失しているかどうかが、より遠位の閉鎖・との鑑別点になる。
  • 胆汁性嘔吐を伴う新生児では、の有無にかかわらずを除外するまで外科救急として扱う。