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国際予後指標

International Prognostic Index

別名
IPI
臓器系
血液
科目
Internal Medicine
トピック
内科学 H-23:びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
構成:検査値
乳酸脱水素酵素
適用疾患
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫移植後リンパ増殖性疾患非ホジキンリンパ腫

🧠 全体像は、、特に(DLBCL)のようなで、年齢・病期・LDH・全身状態・という5つの臨床因子から予後を層別化するである。病変の解剖学的な広がりだけを記述するとは異なり、は病期に年齢やなどの患者側因子を組み合わせて生存を予測する点が本質的な違いであり、Ann Arbor病期はを算出するための一構成要素にすぎない。

目的と適用場面

内容
目的 侵襲性の治療前リスクを層別化し、予後を予測する
対象・使う場面 主にDLBCLなど治癒を目指して治療するの患者。治療開始前の予後説明、でのに用いる
評価しないもの 病変の解剖学的な広がりそのもの(の領域)、の経過観察適応

構成要素と配点

⭐ 5つの不良因子を各1点とし、合計0〜5点で評価する。

因子 不良の
年齢 60歳超
病期( III期またはIV期
血清LDH 上限を超える
2以上
2部位以上

解釈

合計点で0〜1点は低リスク、2点は低、3点は高、4〜5点は高リスクの4群に分け、点数が高いほど無病生存・が短くなる傾向がある。60歳以下に限定してAnn Arbor病期・LDH・全身状態の3因子で評価する(aa)や、リツキシマブ普及後の生存曲線に合わせて再区分したRevised :良好0点/中間1〜2点/不良3〜5点)など、複数の改訂版が使い分けられている。

限界と使ってはいけない場面

  • ⚠️ は治療を控える根拠ではなく、予後説明と治療戦略の補助として使う。 高リスクだから治療強度を下げる、というような単純な運用はしない。
  • ⚠️ リツキシマブ普及前に開発された指標のため、現代の時代の予後をそのまま反映しない可能性があり、年齢・LDHの区分をより細かくしたなど改訂版が提案されている。
  • ⚠️ など)で治療を始めるか経過観察するかは、単独ではなくなど病型別の指標で判断する。

まとめ

  • は年齢・Ann Arbor病期・LDH・全身状態・の5因子(各1点)で侵襲性の予後を層別化し、合計点で低リスク〜高リスクの4群に分ける。
  • が解剖学的な広がりを記述するのに対し、はそれに患者側因子を加えて生存を予測する別の指標である。
  • リツキシマブ普及前の指標であり、aaなど改訂版と使い分ける。