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Ann Arbor分類

Ann Arbor staging

臓器系
血液
科目
Internal Medicine
トピック
内科学 H-26:ホジキンリンパ腫内科学 S-38:ホジキンリンパ腫
構成:症状
発熱寝汗体重減少
適用疾患
MALTリンパ腫(節外性辺縁帯リンパ腫)バーキットリンパ腫びまん性大細胞型B細胞リンパ腫ホジキンリンパ腫マントル細胞リンパ腫リンパ腫濾胞性リンパ腫

🧠 全体像(現行はによる改訂版)は、をはじめとするリンパ腫の解剖学的な広がりを、の数・横隔膜をまたぐか・節外病変の有無で I〜IV期に層別化するである。同じくリンパ腫診療で使うと混同しやすいが、が「腫瘍がどこまで広がっているか」という解剖学的事実を記述するのに対し、は年齢・LDH・全身状態などの臨床因子を組み合わせて予後を予測する別のであり、役割も算出方法も異なる

目的と適用場面

内容
目的 リンパ腫の病変が及ぶ解剖学的範囲を記述し、(限局期/)を決める
対象・使う場面 の患者。生検で確定診断後、などの画像評価と併せて治療開始前に判定する
評価しないもの 年齢・などの臨床的予後因子(・IPSの領域)

構成要素

の分布と節外病変の有無だけで判定し、年齢やは使わない。

病期 病変範囲
I 1つの、または単一の節外病変(IE)
II 横隔膜の同側に2つ以上の、または近接するを伴う(IIE)
III 横隔膜の両側のを伴い得る
IV 肝・骨髄などへのびまん性・播種性節外病変

さらにB症状(38℃を超える発熱をぐっしょりかくほどの、6か月で10%を超える説明不能な体重減少)の有無でA(なし)/B(あり)を付す。Eは連続するは病期とは別に記録する。

解釈

I〜II期は横隔膜の片側に限局する「限局期」、III〜IV期は横隔膜をまたぐか広範な節外病変を伴う「」として大別し、化学療法の範囲・放射線併用の要否など治療強度を決める土台になる。は現行の・治療反応評価の中心的検査で、代謝活性の高い病変を高感度に検出できるための評価にも用いられ、はルーチンには行わない。

限界と使ってはいけない場面

  • ⚠️ は解剖学的な広がりだけを表し、単独で予後や治療反応を予測しない。 にはアルブミン低値・Hb低値・男性・45歳以上・病期IV・の7因子からなる(IPS)を別途用いるが、これはで使うとは全く別の指標である。
  • ⚠️ 開発当時はを伴う(staging laparotomy)でIII期のなどを直接確認していたが、現在はなど非侵襲的画像に置き換わり、は行われない

まとめ

  • (Lugano改訂)は、の分布と節外病変の有無からリンパ腫をI〜IV期に層別化する解剖学的なであり、B症状の有無でA/Bを付す。
  • 限局期(I〜II)と(III〜IV)の区別が治療強度の土台になり、・治療反応評価の中心では現在行われない。
  • の役割ではなく、ではではIPSという別の指標が担う。