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Symptoms · Published

体重減少

Weight loss

別名
意図しない体重減少
臓器系
全身
科目
Internal MedicinePathology
トピック
内科学 L-28:不随意体重減少の鑑別診断病理 B/21:腫瘍の宿主への影響・癌悪液質
関連疾患
1型糖尿病2型糖尿病ANCA関連血管炎IgG4関連疾患Whipple病アカラシアエキノコックス症クローン病サルコイドーシスサルコペニアシーハン症候群セリアック病バセドウ病ハンチントン病びまん性大細胞型B細胞リンパ腫ブルセラ症ホジキンリンパ腫マントル細胞リンパ腫リーシュマニア症リウマチ性多発筋痛症リンパ腫悪液質悪性中皮腫移植後リンパ増殖性疾患胃癌炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)下垂体機能低下症過敏性腸症候群感染性心内膜炎肝細胞癌肝転移器質化肺炎気管支拡張症巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)胸水劇症型痤瘡結核結節性多発動脈炎顕微鏡的多発血管炎原発性副腎不全好酸球性多発血管炎性肉芽腫症子宮頸癌小腸内細菌異常増殖消化性潰瘍食道癌真性多血症・本態性血小板血症・原発性骨髄線維症腎細胞癌線維筋痛症全身性エリテマトーデス多発血管炎性肉芽腫症大腸癌脱水短腸症候群胆道癌(胆管癌・胆嚢癌)中毒性腺腫中毒性多結節性甲状腺腫潰瘍性大腸炎妊娠悪阻熱帯性スプルー肺癌非ホジキンリンパ腫非結核性抗酸菌症副腎白質ジストロフィー副腎皮質癌平滑筋肉腫慢性リンパ性白血病慢性骨髄性白血病慢性閉塞性肺疾患慢性膵炎免疫性血小板減少症濾胞性リンパ腫膵外分泌不全膵癌
起因薬
アプレミラストアンフェタミン誘導体ガランタミンゾニサミドソニデギブトアルクエタマブトピラマートフェルバマットミグルスタットメチルフェニデートリバスチグミンレンバチニブ
スコア
Ann Arbor分類EckardtスコアGELF基準慢性GVHDのNIHコンセンサス基準

🧠 全体像:体重減少はまず本当に減っているかを実測で確認するところから始まる(自己申告と浮腫による見かけの変化が混じる)。有意と判断する目安は6〜12か月で元体重の5%以上。鑑別は臓器別ではなく機序別に並べると漏れない——摂取低下・・代謝亢進・と炎症・臓器不全・薬剤である。癌は重要だが一部でしかなく、実際にはうつ・薬剤・口腔問題・要因が高頻度に混ざる。

まず実測で確認する

⚠️ 患者の自己申告だけで評価を始めない。

  • 過去の実測体重、衣服・ベルトのサイズ変化を確認する
  • 浮腫や利尿による見かけの変化を除外する(浮腫があると栄養不良が体重に隠れる)
  • な減量かどうかを確認する

有意な体重減少の目安は6〜12か月で元体重の5%以上である。

機序別に並べる

⭐ 臓器別ではなく機序別に並べると鑑別が漏れない。

機序 主な原因
摂取低下 うつ、認知症、薬剤、口腔・嚥下障害、悪心、疼痛、・食料不安
・喪失 セリアック病、、腎性・糖尿病性の
代謝亢進 甲状腺機能亢進症、未管理の糖尿病、、悪性腫瘍
・炎症 悪性腫瘍、結核、HIV、、自己免疫疾患
臓器不全 心不全、COPD、、肝硬変、神経筋疾患
薬剤・物質 GLP-1受容体作動薬、、ジゴキシン、アルコール

⚠️ 「体重が減った=癌」という短絡を避ける。 癌は重要な原因だが一部であり、摂取低下(うつ、口腔、要因)と薬剤が実際には高頻度である。

⭐ 高齢者では、薬剤・情緒(うつ)・嚥下・口腔・認知・甲状腺・消化器・慢性疾患・社会資源を漏れなく確認する。食べられない理由が医学的でないこと(独居、経済的困窮、買い物や調理の困難)は珍しくない。

緊急評価を要する所見

⚠️ 次があれば速やかに評価する。

  • 発熱、低血圧、脱水、急速な衰弱
  • 進行する嚥下障害
  • 消化管出血
  • 局在

診察で見るところ

体重・BMI・筋量に加え、口腔と歯、甲状腺、リンパ節、皮膚、心肺、腹部腫瘤・肝脾腫、直腸・乳房・前立腺を適応に応じて評価する。

💡 のやせ、、歩行速度を見る。体重の数値が保たれていても、筋肉が脂肪や水に置き換わっていることがある。

検査の進め方

flowchart TD
    A["実測で有意な体重減少を確認"] --> B["病歴・薬剤・食事<br>心理<span class='jp-term jp-term-diagram' title='social'>社会的</span>要因・全身診察"]
    B --> C["血算・生化学・肝腎機能<br>Ca・TSH・尿"]
    C --> D["CRP/<span class='jp-term jp-term-diagram' title='erythrocyte sedimentation rate, ESR'>赤沈</span>、HIV、胸部X線<br>便・消化器検査を適応に応じ追加"]
    D --> E{"手掛かりがあるか"}
    E -->|"あり"| F["標的画像・内視鏡・専門検査"]
    E -->|"なし"| G["栄養介入+短期の体重追跡と再評価"]

⚠️ 全例に無差別なや全身CTを行わない。 偽陽性が新たな検査の連鎖を生み、本当の原因から注意を逸らす。病歴・診察・基本検査で標的を絞るほうが効率がよい。

年齢相応の癌スクリーニングが未実施なら、この機会に補う。初期評価が陰性でも、減少が続く・赤旗が出る・基本検査に異常がある場合は、CT、内視鏡、感染症・内分泌検査へ拡張する。

初期評価が陰性なら、短期の体重追跡が有用な「検査」になる。 栄養介入をして体重が戻るなら摂取低下、介入しても減り続けるなら・臓器不全・悪性腫瘍を再検索する。

管理の考え方

原因治療と並行して、管理栄養士、嚥下・歯科、支援を組み合わせる。高エネルギー・高蛋白の、症状緩和、筋力運動を用いる。

⚠️ は血栓、浮腫、せん妄などの害があり、原因評価の代わりにしない

まとめ

  • 自己申告ではなく実測で確認し、浮腫や利尿による見かけの変化を除外する。
  • 有意な減少の目安は6〜12か月で元体重の5%以上。
  • 鑑別は機序別(摂取低下・・代謝亢進・炎症・臓器不全・薬剤)に並べる。
  • 癌に短絡せず、うつ・薬剤・口腔問題・要因を最初から候補に入れる。
  • 体重が保たれていても筋量は減りうる。を見る。
  • 無差別な全身検索より、病歴と基本検査で標的を絞る。初期評価陰性なら短期の体重追跡が有用。