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Drug Atlas · A21 Antiepileptics / 抗てんかん薬

ゾニサミド

zonisamide

分類
Antiepileptics / 抗てんかん薬
商品名(日本)
エクセグラン
商品名(EU)
Zonegran
科目
Pharmacology
トピック
A21: Antiepileptics. Adjuvant analgesics
副作用
体重減少食欲不振傾眠めまい
監視検査値
重炭酸
影響検査値
重炭酸
対象疾患
てんかん
原因となる疾患
尿路結石症

🧠 全体像はNa遮断・T型Ca遮断に加え弱いを持つで、機序の構成はに近い。腎結石という由来の副作用を共有する一方、よりはへの影響が穏やかとされる。

薬効群の中での位置づけ

薬剤 機序の構成 特徴的な副作用
Na遮断+T型Ca遮断+弱い 腎結石、食欲低下
Na遮断+GABA増強+ 腎結石・体重減少・が強め
バルプロ酸 GABA↑・Na遮断・T型Ca遮断 体重増加・肝毒性

機序

と視床の両方を遮断し、加えて弱い作用を持つ。複数機序を併せ持つ点で・バルプロ酸と同じ「広域スペクトラム」グループに分類される。

薬物動態

経口吸収は良好で半減期が長く(約60時間)1日1〜2回投与が可能。一部CYP3A4で代謝される。

適応

日本のエクセグランはてんかんの部分発作()と)・混合発作の両方に適応があり、効能・効果上は単剤・併用の区別も明記されていない1。一方、米国のZonegranは成人の部分発作に対する併用療法のみで、は未承認である2同じでも国によって承認範囲が異なる点に注意する。

用法・用量

少量から開始し漸増する。実際の用量は適応・年齢・体重・腎機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 禁忌薬剤・自体への過敏症の既往2
  • 作用により腎結石・代謝性アシドーシスのリスクがある。代謝性アシドーシスはで、成人対照試験では21〜43%が血清20 mEq/L未満へ低下し、小児ではさらに高頻度である。投与前・投与中の血清測定が推奨される2。水分摂取を促す
  • ⚠️ :小児で成人よりリスクが高く、時にで入院に至る。高温環境下では・体温上昇の徴候に注意する2

副作用

頻度 内容
高頻度 体重減少
注意 傾眠めまい、代謝性アシドーシス
重篤・まれ 腎結石、皮疹、(特に小児)

まとめ

  • Na遮断・T型Ca遮断・弱いを併せ持つ
  • 機序の構成はに近く、腎結石という副作用を共有する。
  • 半減期が長く1日1〜2回投与が可能。
  • 薬剤・自体への過敏症の既往は禁忌。
  • 日本(エクセグラン)は部分発作・の両方に適応があるが、は成人の部分発作への併用療法のみと承認範囲が狭く、国によって位置づけが異なる。
  • 小児では(時に)のリスクが成人より高く、高温環境下での観察が必要。

出典

  1. 1.ZONEGRAN (zonisamide) Capsules — Full Prescribing Information(米国FDA(DailyMed収載の添付文書)・2023)代謝性アシドーシスは用量依存性で成人対照試験では21〜43%が血清重炭酸20 mEq/L未満へ低下し小児ではさらに高頻度であるため投与前・投与中の血清重炭酸測定が推奨されること、小児で乏汗症・高体温(時に熱中症で入院)のリスクが増すこと、成人の約4%に腎結石が生じること、スルホンアミド・ゾニサミドへの過敏症の既往は禁忌であることを確認した閲覧 2026-08-03
  2. 2.エクセグラン錠 添付文書(効能・効果)(医薬品医療機器情報提供ホームページ(KEGG MEDICUS収載の添付文書、2026/07/22版)・2026)日本のエクセグランは部分発作(単純部分発作・複雑部分発作・二次性全般化強直間代けいれん)と全般発作(強直間代発作・強直発作・非定型欠神発作)・混合発作の両方に適応があり、効能・効果の項に単剤・併用の区別は明記されていないことを確認した閲覧 2026-08-03