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Symptoms · Published

寝汗

Night sweat

別名
盗汗
臓器系
全身腫瘍血液感染症
科目
Internal MedicineCardiologyGynecology
トピック
内科学 H-19:リンパ増殖性疾患の症候学内科学 S-55:結核循環器内科 A-10:感染性心内膜炎婦人科学 12:閉経
関連疾患
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫ブルセラ症ホジキンリンパ腫マントル細胞リンパ腫リンパ腫移植後リンパ増殖性疾患感染性心内膜炎巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)結核真性多血症・本態性血小板血症・原発性骨髄線維症非ホジキンリンパ腫非結核性抗酸菌症閉塞性睡眠時無呼吸慢性リンパ性白血病慢性骨髄性白血病濾胞性リンパ腫
スコア
Ann Arbor分類GELF基準

🧠 全体像発汗の一亜型だが、夜間に限ること自体が情報を持つので別に扱う。日中に汗をかかない人が夜だけ大量に汗をかくのは、外気温でも運動でも情動でも説明できないからである。ただし訴えの多くは寝室環境と寝具で説明がつくため、順序としては環境を潰す → 程度を確かめる → 体重減少発熱の有無を確かめるとなる。この3つ目まで揃えば、リンパ腫と結核を早く評価する話になる。

まず環境と程度を確かめる

⭐ 「がある」という訴えのうち、医学的に追う価値があるものは限られる。次の順で絞る。

確認すること 判断
寝室の温度、寝具・寝衣の厚さ、飲酒 説明できるなら是正して再評価。検査を先行させない
程度 寝具や寝衣を替える必要があるほど濡れるか。シーツまで濡れるか
頻度と経過 毎晩か時々か。いつから続いているか
日中の発汗 日中も汗をかくなら発汗として全身性の原因を評価する
体重減少発熱 揃えばB症状として扱う

💡 程度の目安を「寝具や寝衣を替えるほど」に置くのは、リンパ腫の病期表記に使うB症状の定義がこの水準を採っているためである。「少し汗ばむ」を拾い続けると鑑別がする。

B症状として扱うとき

⚠️ 体重減少発熱を伴うはB症状として扱い、リンパ腫と結核を早期に評価する。

B症状は次の3つに限定して定義される。感・・そう痒は重要な症状だが、B症状には含まれない。

  • 原因不明の38℃を超える発熱
  • 寝具や寝衣を替えるほどの大量の
  • 6か月以内に通常体重の10%を超える意図しない体重減少

を単独の症状として追わず、必ずこの3つ組で評価する。 3つ揃うと・結核のが大きく上がり、進む先が「経過観察」から「胸部画像・リンパ節腫脹の確認・生検」に変わる。

夜間に偏るときの主な原因

代表 一緒に確認するもの
感染症 結核、、HIV、 咳嗽・喀痰・と塞栓徴候、、渡航歴
悪性腫瘍 、白血病、 、肝脾腫、血算と
内分泌・ホルモン 、甲状腺機能亢進症、 に続く発汗と後続する悪寒という順序、月経歴、TSH
睡眠関連 いびき、された無呼吸、窒息感での覚醒、、日中の眠気
薬剤 、オピオイド、SSRI/SNRI、ホルモン薬、アルコール 開始・増量の時期、就寝前の飲酒
代謝 インスリン・の使用。起床時の頭痛・・空腹感

⚠️ は見落とされやすい。 睡眠中は症状に気づけず、朝の高血糖()だけが見えるため「コントロール不良」と誤って薬を増やされることがある。糖尿病治療中のでは、夜間の血糖測定またはで確かめる。

💡 は、 → 発汗 → その後に悪寒、という順序をとり、日中にも同じ発作が起こるのが典型である。夜だけに限局するなら、で説明しきる前に他を考える。

まとめ

  • 発汗の一亜型だが、夜間に限ることが意味を持つので分けて扱う。
  • 最初にやるのは寝室環境・寝具・飲酒の除外。ここで説明がつく訴えが最も多い。
  • 程度の目安は「寝具や寝衣を替える必要があるほど」。少し汗ばむ程度を追い続けない。
  • ⚠️ 体重減少発熱を伴えばB症状として扱い、リンパ腫と結核を早期に評価する。
  • ・HIV・・薬剤も原因になる。
  • 糖尿病治療中のではを確かめる。朝の高血糖だけを見て増量しない。
  • 日中も汗をかくなら夜間限定ではない。発汗の枠組みで評価する。