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改訂Atlanta分類

Revised Atlanta classification

臓器系
肝胆膵
科目
Internal Medicine
トピック
内科学 L-53:急性膵炎
構成:症状
低血圧
構成:検査値
クレアチニン動脈血液ガス
適用疾患
急性膵炎

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呼吸(PaO2/FiO2、mmHg)
腎(血清クレアチニン、mg/dL)
循環(収縮期血圧)

合計

/ 12点

いずれかの系統が2点以上なら臓器不全あり。重症度の確定には48時間の持続を確認する必要があり、単回の点数だけでは判定できない。

🧠 全体像(2012年)は、の重症度を臓器不全の有無・持続期間局所・全身合併症の有無で軽症・中等症・重症の3段階に分ける、事後的なである。同じに使うが入院時点の早期重症化予測ツールであるのに対し、入院後の経過を踏まえて確定させる分類であり、両者は「いつ・何のために使うか」が異なる。

目的と適用場面

内容
目的 の重症度を臓器不全・局所合併症の有無で標準化して分類する
対象 と診断されたすべての患者
使う場面 入院後の経過(特に発症48時間以降)を踏まえた重症度の確定、・研究での重症度報告
評価しないもの 入院時点での早期重症化(この役割はなどが担う)

構成要素と配点

⭐ 重症度は「臓器不全」と「局所・全身合併症」の組み合わせで決まる。臓器不全の判定にはを用い、3系統をそれぞれ0(正常)〜4(最重度)点で評価する。

呼吸(、mmHg)

0点 1点 2点 3点 4点
400超 301〜400 201〜300 101〜200 101以下

腎(、mg/dL)

0点 1点 2点 3点 4点
1.4未満 1.4〜1.8 1.9〜3.6 3.6〜4.9 4.9超

循環(

0点 1点 2点 3点 4点
90 mmHg超 90 mmHg未満・輸液に反応する 90 mmHg未満・輸液に反応しない 90 mmHg未満・pH 7.3未満 90 mmHg未満・pH 7.2未満

いずれか1系統でも2点以上なら、その系統の「臓器不全あり」と判定する。

重症度 定義
軽症 臓器不全なし、局所・全身合併症なし
中等症 48時間以内に改善する、または局所・全身合併症を伴う
重症 48時間を超えて(単臓器または多臓器)

解釈とカットオフ

局所合併症は発症4週未満か以降か、性か壊死性かで4型()に分類する。全身合併症は膵炎が既存の心疾患・肺疾患などを増悪させた状態を指す。中等症は「」または「局所・全身合併症のみ」のどちらか一方に該当すれば分類され、重症は臓器不全の持続期間(48時間超)が唯一の基準である。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ 入院時点で即座に重症化を予測するではない。軽症/中等症と重症の区別は臓器不全が48時間を超えて持続するかどうかにかかるため、確定には経過観察を要する。入院直後の・モニタリング強度の判断にはなど早期予測スコアを用いる。

⚠️ 小児ので診断)には、成人のをそのまま流用しない。

⚠️ 2012年の改訂で、旧Atlanta分類(1992年)にあった「」という曖昧な用語は廃止され、が明確に区別されるようになった。

まとめ

  • の重症度を、臓器不全の有無・持続期間と局所・全身合併症の有無によって軽症・中等症・重症に分ける事後的な分類である。
  • 臓器不全は(呼吸・腎・循環の3系統)で判定し、いずれかが2点以上なら臓器不全ありとする。
  • 中等症は(48時間以内に改善)または局所・全身合併症、重症は48時間を超える持続性臓器不全で定義する。
  • 入院時点の早期重症化予測には向かず、その役割はなどが担う。