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Symptoms · Published

呼気性喘鳴

Expiratory wheeze

臓器系
呼吸器
科目
Pulmonology
トピック
呼吸器学 20:気管支喘息
関連疾患
アナフィラキシー細気管支炎(RSウイルス)

🧠 全体像は下気道()が狭くなっている音で、代表はCOPDである。狭窄の判定方法・上気道との対比は喘鳴に譲り、ここではという所見自体の意味に絞る。

なぜ呼気優位に音が出るか

の気道は、呼気時にが上がることで外側から圧迫され、もともと狭い内腔がさらに狭窄する。息を強く吐こうとするほどが上がって気道はかえって圧迫され、閉塞に近づく——の呼気ほど気流が改善しないのはこのためである。乳児は気道径そのものが細く、のようにわずかな・粘液貯留でも強いを生じる。

重症度の読み方

所見 意味
を伴う多音性の喘鳴 典型的な下・COPD増悪でよくみられる
会話・吸気にも喘鳴が及ぶ がより高度、またはアナフィラキシーのように上下気道が同時に狭窄している可能性
喘鳴が急に聞こえなくなる ⚠️ 気流がほぼ途絶えた

⚠️ の消失を「発作が治まった」と早合点しない。 治療への反応で改善するときは、呼吸数・の使用・会話のしやすさが先に改善し、喘鳴はその後静かに小さくなる。これらの指標が改善しないまま喘鳴だけが消えるのは、気道がほぼ閉塞したである。

まとめ

  • の狭窄を示す音で、・COPDが代表。狭窄部位の判定・上気道との対比は喘鳴を参照。
  • 呼気時にが上がって気道を圧迫するため、の呼気ほどかえって気流が制限される。
  • 喘鳴の消失は、呼吸数・使用・会話のしやすさの改善を伴わない限り、改善ではなく気流途絶(重症化)を疑う。