解剖学

解剖学 · 9.4

中枢神経・神経解剖:間脳

CNS — Diencephalon

応用トピック
視床障害
症状
バリズム

🧠 は「大脳半球の奥にある中継・恒常性・内分泌の」である。 視床は中継、視床下部は自律・内分泌・行動、は、は、はその中心腔として読む。

間脳の構成

部位 主な機能
視床 感覚・運動・辺縁系情報の大脳皮質への中継
視床下部 自律神経、内分泌、体温、摂食、
、
領域 による・1
の正中腔

視床

視床は大脳皮質への主要群であり、嗅覚以外の多くの感覚情報が視床を介する。さらに、皮質下入力を中継する一次核だけでなく、皮質間情報を皮質で伝える核も含む能動的な情報処理である。2

核 主な入力・出力
視覚。網膜→
聴覚。→
体幹・四肢感覚→体性感覚野
顔面感覚・味覚→体性感覚野/味覚野
小脳・基底核→運動野
・海馬系→。辺縁系
、情動・認知

💡 VPLはbody、VPMはface。 顔面感覚はを介してVPMへ、体幹四肢感覚はVPLへ入る。

視床下部

視床下部はの下を作り、下垂体と密接に連絡する。

領域・核 主な機能
ADHとオキシトシンの産生3
オキシトシン、ADH、CRHなど
摂食、内分泌調節
摂食抑制・を担う分散回路に関与
摂食、覚醒、自律・運動などの統合に関与

視床下部はを介して前葉ホルモンを調節し、・の軸索を介してからADH・オキシトシンを放出する。

摂食や代謝は単一の「」「」だけで決まるのではなく、、、、などが概日・栄養・ホルモン情報を統合する分散回路として調節する。4

flowchart TD
  A["視床下部"]
  A --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='autonomic modulation'>自律神経調節</span>"]
  A --> C["内分泌調節:下垂体"]
  A --> D["体温・摂食・水分"]
  A --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='circadian rhythm'>概日リズム</span>"]
  A --> F["情動・記憶との連絡"]

視床上部

にはとが含まれる。はを分泌し、とに関係する。

視床下核

はの一部で、運動抑制に関わる。病変では反対側のが起こりうる。

第三脳室

は左右視床の間にある正中の脳室で、でと、脳水道でと連絡する。

連絡 方向
→
脳水道 →

まとめ

  • 視床は感覚・運動情報の中継に加え、皮質間にも関わる能動的なである。
  • 視床下部は自律神経・内分泌・体温・摂食・を調節する。
  • は分泌とに関わる。
  • はの一部で、障害によりが起こる。
  • はの正中腔で、とをつなぐ。

出典

  1. 1.Cortical Control of Subthalamic Neuronal Activity through the Hyperdirect and Indirect Pathways in Monkeys(The Journal of Neuroscience・2020)視床下核は基底核回路の一部として皮質からhyperdirect pathwayと間接路の入力を受けること閲覧 2026-08-24
  2. 2.Functioning of Circuits Connecting Thalamus and Cortex(Comprehensive Physiology・2017)視床には皮質下入力を中継する一次核と皮質間伝達を担う高次核があり、皮質視床皮質回路の能動的ハブであること閲覧 2026-08-24
  3. 3.Neural Functions of Hypothalamic Oxytocin and its Regulation(ASN Neuro・2022)オキシトシンは視索上核と室傍核などのニューロンで主に産生され、多様な中枢機能にも関与すること閲覧 2026-08-24
  4. 4.Circadian Rhythms of the Hypothalamus: From Function to Physiology(Clocks & Sleep・2021)視床下部の代謝・摂食・体温・睡眠などはSCNと複数のSCN外核が連携する分散回路で調節されること閲覧 2026-08-24