Internal Medicine

Internal Medicine · H-19

リンパ増殖性疾患の症候学

Symptomatology of the Lymphoproliferative Diseases

前提:病態
骨髄・リンパ系の非腫瘍性疾患
前提:正常
免疫・リンパ系:細胞と概要
疾患
リンパ腫原発性中枢神経系リンパ腫
症状
リンパ節腫脹寝汗

🧠 全体像は、成熟または・T細胞・NK細胞がクローン性に増殖するである。リンパ節腫脹だけでなく、、脾腫、節外病変、サイトカイン産生、免疫異常によって多彩な症候を示す。症状の速度・分布・全身症状・臓器障害を組み合わせてと鑑別を考える。

主な症候

病態 症候・所見 考える機序
リンパ節病変 無痛性のリンパ節腫脹、縦隔・腹腔内腫瘤 腫瘍細胞と反応性細胞の増殖
貧血、感染、出血、 正常造血の抑制
脾・肝浸潤 脾腫、左不快感、 への浸潤
皮膚病変、消化器症状、神経症状、など 臓器固有の機能障害
サイトカイン産生 発熱、、体重減少、感、そう痒
免疫異常 、血小板減少 、自己抗体

B症状

リンパ腫の病期表記に用いるB症状は次の3つである。

  • 原因不明の38℃を超える発熱
  • 衣服や寝具を替えるほどの大量の
  • 6か月以内に通常体重の10%を超える意図しない体重減少

感、、そう痒は重要な症状だが、上のB症状には含まれない。では飲酒後のリンパ節痛がみられることがあるが、特異度の高い必須所見ではない。

病歴で確認すること

  • 発症時期、増大速度、疼痛、感染症状との時間関係
  • 発熱、、体重減少、そう痒、易感染性、
  • 呼吸困難、、顔面・上肢の浮腫、腹部膨満、神経症状
  • 感染曝露、旅行、動物、性行動、薬剤、ワクチン、自己免疫疾患
  • 免疫抑制、HIV、移植歴、家族歴、過去の悪性腫瘍

身体診察

表在リンパ節は頸部、、腋窩、鼠径、を系統的に診察し、大きさ、硬さ、圧痛、可動性、癒合、皮膚変化を記録する。肝脾腫、皮疹、扁桃腫大、浮腫、異常も確認する。

単一の所見だけで良悪性を断定できない。硬く固定されたリンパ節、持続的な増大、全身性リンパ節腫脹、B症状、肝脾腫は悪性疾患を疑う手掛かりとなる。

初期検査と診断の流れ

flowchart TD
    A["病歴と全身診察"] --> B["血算・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='peripheral smear'>末梢血塗抹</span>"]
    B --> C["LDH・尿酸・肝腎機能・炎症反応"]
    C --> D["状況に応じた感染・免疫検査"]
    D --> E["超音波またはCTで分布と臓器障害を評価"]
    E --> F{"リンパ腫が疑わしいか"}
    F -->|"はい"| G["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='architecture'>組織構築</span>を保つ生検"]
    F -->|"いいえ"| H["原因に応じた経過観察または治療"]
    G --> I["病理・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Immunophenotype'>免疫表現型</span>・遺伝学的検査"]
    I --> J["PET/CTなどで病期評価"]
  • LDH上昇はを反映し得るが、非特異的である。
  • 末梢球増加ではがクローン性評価に有用である。
  • リンパ腫が疑われる場合、のみでは構築評価が不十分になりやすく、可能ならを選ぶ。

直ちに対応する病態

緊急病態 警戒所見
顔面・頸部・上肢浮腫、静脈怒張、呼吸困難
気道圧迫 喘鳴、、低酸素、
脊髄圧迫 、筋力低下、感覚障害、膀胱直腸障害
高尿酸・高K・高P・低Ca、不整脈
頭痛、、粘膜出血、意識障害

まとめ

  • ではリンパ節、骨髄、脾、節外臓器、免疫異常の症候を一つの病態として捉える。
  • B症状は発熱、大量の、6か月で10%超の体重減少に限定して定義する。
  • リンパ節の性状だけで断定せず、経過、分布、全身症状、検査を統合する。
  • 気道・血管・脊髄圧迫、腫瘍崩壊、は診断確定より先に緊急対応を要する。