Neurology

Neurology · G1-12

外傷性頭蓋内出血

G1-12: Traumatic intracranial bleedings

前提:病態
頭蓋内出血
前提:正常
頭部:頭蓋腔と髄膜
疾患
外傷性脳損傷
症状
意識障害
画像所見
CT高吸収域

🧠 全体像では意識が一時的に良くても、血腫の拡大やしうる。反復神経診察とを軸に、血腫の部位・形・から緊急手術の要否を判断する。

出血型の比較

部位・損傷血管 CTと典型経過
頭蓋骨と硬膜の間。に伴う損傷が典型 レンズ状(。lucid intervalは古典的だが必須ではない
硬膜とくも膜の間。の牽引/ 、縫合線を越えうる。急性〜慢性で経過が異なる
の小血管損傷 。頭痛、項部痛、意識障害を伴いうる
内の・小血管損傷 前頭/側頭底部に多く、に増大しうる
による CTが正常でも重篤な昏睡。MRIが・軸索損傷により感度が高い

各病変の時間経過と症候

は、頭蓋骨と硬膜の間に出血する。損傷が典型だが、出血もある。短時間のの後に頭痛、嘔吐、意識低下、同側が進む古典像は重要である一方、がない例も少なくない。CTのを確認し、神経悪化または大きな血腫では緊急開除去を行う。

の牽引・で、硬膜とくも膜の間に広がる。で縫合線を越えうるCT所見が基本で、急性(外傷直後から数日)、亜急性、慢性(数週以降)に分ける。急性例は・脳損傷を伴い意識障害、頭痛、局在徴候を来し、慢性例は高齢者、飲酒、抗凝固薬使用、軽微な外傷後に歩行低下、認知変化、頭痛、として緩徐に現れる。症候性/圧迫性慢性血腫はドレナージ等を検討する。

(traumatic subarachnoid hemorrhage)はを示し、頭痛、項部痛、嘔吐、意識障害を伴う。底面などの衝撃/部に多く、初回CTより後に出血や浮腫が増大することがあるため、症候変化では再画像が必要である。

(diffuse axonal injury:DAI)は急激な加・回転による白質軸索ので、、深部白質、上部脳幹にを伴いうる。外傷直後から長い昏睡・を示してもCTが目立たないことがあり、MRIの感度が高い。治療はを防ぐ酸素化、循環、ICP管理を中心とし、局所血腫のような単純な手術標的はない。

初期評価と処置

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='traumatic brain injury, TBI'>頭部外傷</span>"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cervical vertebra'>頸椎</span>保護・ABC・GCS/瞳孔を反復評価"]
    B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='unenhanced imaging'>非造影</span>頭部CT"]
    C --> D["血腫量、<span class='jp-term jp-term-diagram' title='midline shift'>正中偏位</span>、圧迫、悪化を評価"]
    D --> E["脳外科へ連絡:手術/ドレナージの適応を判断"]
    D --> F["小血腫でも入院観察・再画像を検討"]

⚠️ 抗凝固薬・、年齢、反復嘔吐、悪化する頭痛/意識、局在徴候はリスクを上げる。などにおける橋渡しで、根本治療(血腫の除去)を遅らせない。

まとめ

  • EDHは、SDHはというCTの形と、を結びつける。
  • DAIではCTが非特異的でも重い意識障害を示しうる。
  • の悪化は緊急再評価・脳外科連絡の適応である。