Pathophysiology

Pathophysiology · P-1-3

高血圧 症例3

Hypertension, Case 3

前提:病態
高血圧の定義・分類、二次性高血圧、合併症本態性高血圧;治療の原則

症例提示

IHD()との既往をもつ60歳男性が、6か月ごとの定期受診に来院した。利尿薬、ACE阻害薬、Ca拮抗薬、β遮断薬、アスピリン、スタチン を内服しており症状はないが、ここ数週間でを認めている。診察所見は、血圧: 170/105 mmHg、脈拍: 70 回/分、臍右側でを聴取、末梢動脈の触知はやや不良。頸動脈上には雑音を聴取しない。

主要な記述と解釈

所見・数値 解釈
“IHDとの既往” 全身性の動脈硬化が進行している背景があり、動脈硬化性を来しやすい
血圧が170/105 mmHgまで上昇 “利尿薬・ACE阻害薬・Ca拮抗薬・β遮断薬を内服中” 3剤以上でも未制御であり、の検索が必要
“臍右側の )を示唆
“末梢動脈触知がやや不良” 末梢循環低下があり、全身性動脈硬化性血管障害と整合する

要点

  • 診断: 動脈硬化性による二次性(腎血管性)高血圧。として顕在化している。
  • 手がかり: 4系統内服下での血圧悪化と
  • 病態生理: → レニン--アルドステロン系 活性化 →
  • 注意点: では ACE阻害薬 により GFR が急低下しうるため、腎機能の厳密なモニタリングが必要。
  • 学習ポイント: 全身性動脈硬化患者のでは、可逆性の二次性原因を必ず評価する。