Pediatrics

Pediatrics · 1-14

小児の胸痛

Chest Pain in Children

前提:正常
心臓・心膜胸膜と肺

🧠 全体像: 小児胸痛の98〜99%は心疾患以外で、筋骨格性が最も多い。一方、運動時胸痛・失神、、異常な診察・心電図は心臓性の赤旗である。

原因

分類 代表例 特徴
筋骨格性 、Tietze症候群、筋損傷、キャッチ症候群、外傷 局在し再現性のある圧痛、動作・吸気で変化
呼吸器 喘息、肺炎・、気胸、肺塞栓症 咳、発熱、喘鳴、呼吸困難、低酸素
消化器 、食道炎 食後・臥位で悪化、
心臓 心筋炎不整脈、冠動脈異常、心筋症 運動関連、失神、、心不全所見
不安、パニック、 ストレスとの関連;を評価後に判断
その他 鎌状赤血球症、薬物使用 発熱・低酸素、曝露歴

キャッチ症候群は安静時に突然生じる限局した鋭い痛みで、深呼吸で悪化するが短時間で消失する。では胸骨傍の圧痛が再現される。

赤旗

病歴 診察・検査
運動中の胸痛または失神 病的、奔馬
に伴う胸痛 安静時頻脈、低血圧、灌流不良
若年突然死、心筋症、不整脈の家族歴 心電図異常、、低酸素
歴、、心臓 左右差のある脈拍、Marfan体型
呼吸困難、片側呼吸音低下、喀血 気胸・肺炎・肺塞栓を示す所見

評価

flowchart TD
    A["胸痛"] --> B["呼吸・循環の安定性を確認"]
    B --> C{"赤旗があるか"}
    C -->|"なし"| D["再現性・呼吸器・消化器・心理要因を評価"]
    C -->|"あり"| E["心電図と病態別検査"]
    E --> F["胸部X線・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='troponin'>トロポニン</span>・心エコーなどを選択"]
    F --> G["小児循環器または救急専門科へ"]
  • すべての小児に胸部X線、心エコー、を行う必要はない。病歴・診察・心電図異常に合わせて選ぶ。
  • では体位で変化する胸痛、びまん性ST変化、を評価する。心筋炎では感染後の胸痛、頻脈、運動低下、心不全、不整脈に注意する。
  • 喘息は、肺炎・気胸は胸部画像、GERDは臨床像を優先して評価する。

治療

筋骨格性胸痛は説明、活動調整、必要時NSAIDsで治療する。喘息、肺炎、気胸、GERDは原因別に治療する。のNSAIDs・、心筋炎の運動制限・心不全治療、不整脈治療は専門科管理とする。小児にアスピリンを一般的として用いず、など明確な適応に限る。鎌状赤血球症で発熱・胸痛・呼吸症状があればとして緊急評価し、低酸素時に酸素を投与する。

まとめ

  • 小児胸痛の大半は非心臓性だが、運動関連症状と突然死家族歴は見逃さない。
  • 検査は赤旗に基づき選び、低リスク例への一律検査を避ける。
  • と決める前に、病歴・診察から重要なを評価する。