Pediatrics

Pediatrics · 2-06

原発性・続発性免疫不全の症候

Symptoms of Primary and Secondary Immunodeficiency

前提:正常
免疫不全咽頭(鰓)装置
検査値
リンパ球減少

🧠 全体像: 免疫不全は感染回数だけでなく、重症度、遷延、異常な病原体・部位、治療反応、成長、自己免疫・炎症・悪性腫瘍の併存から疑う。まず続発性原因を除外し、感染パターンから障害された免疫系を推定する。

原発性と続発性

分類 主な原因・例
SCID、X連鎖、CVID、、補体欠損
続発性免疫不全 HIV、栄養不良、化学療法・放射線、ステロイド・、蛋白漏出、腎・肝疾患、糖尿病

現在は、感染だけでなく免疫調節異常を含むため「」という名称が広く用いられる。

感染パターンから推定する

障害 典型的な感染・所見
抗体 乳児後期以降の反復性中耳炎・副鼻腔炎・肺炎、、Giardia
T細胞/複合 乳児早期の重症ウイルス・真菌・感染、
、創傷治癒不良、菌・Aspergillus
補体 反復性Neisseria感染、感染、自己免疫
肺炎球菌などによる劇症敗血症

家族内の・血族婚、同じ重症感染、臍帯脱落遅延、感染、反復するを要する感染、である。

診断

flowchart TD
    A["免疫不全を疑う"] --> B["感染歴・家族歴・成長・薬剤/基礎疾患"]
    B --> C["血算分画・塗抹・IgG/IgA/IgM・HIV検査"]
    C --> D{"異常または強い臨床疑い"}
    D -->|"はい"| E["リンパ球サブセット・ワクチン抗体応答"]
    E --> F["補体CH50/AH50・DHR・遺伝学的検査を選択"]
    D -->|"いいえ"| G["続発性原因と他疾患を再評価"]
  • 年齢別が重要で、乳児のはSCIDの赤旗である。正常Ig値だけで抗体機能異常を除外できない。
  • 試験、抗体機能はワクチン特異抗体、補体はCH50/AH50を用いる。
  • 強い疑いがあれば初期検査が正常でも小児免疫科へ紹介し、迅速な遺伝学的診断を行う。

治療と安全

感染を培養に基づき治療し、病型に応じ免疫グロブリン補充、抗菌薬予防、造血細胞移植、標的薬、遺伝子治療を選ぶ。続発性ではHIV治療、栄養、、基礎疾患・免疫抑制量を是正する。

⚠️ 重症T細胞不全が疑われる乳児には、生ワクチンを投与せず、照射・CMV対策を含むの選択を専門科と調整する。発熱・敗血症は免疫不全では所見が乏しくても迅速に治療する。同居者を含むワクチン計画も病型別にへ相談する。

まとめ

  • 感染の回数より重症度・病原体・部位・治療反応と非感染症状をみる。
  • 感染パターンから抗体、T細胞、、補体の障害を推定する。
  • 続発性原因を除外しつつ、強い疑いでは正常な初期検査だけで否定しない。