Pharmacology

Pharmacology · Core23

酵素誘導薬

Core23: Enzyme inducers

応用トピック
抗てんかん薬・鎮痛補助薬プロゲスチン・抗プロゲスチン薬・避妊薬抗抗酸菌薬(抗結核薬)

⬆️ 要点はCYP/UGT酵素合成を増やす → 代謝が速くなる(faster metabolism) → 併用薬の多くは 効果が弱くなる

定義

  • = 酵素合成の増加により、代謝速度/が増えること。
  • 主に関与するもの:
    • 肝臓の (cytochrome P450) 酵素。
    • 一部の (phase 2 enzymes)。例:
  • 機序:がCYPの遺伝子を活性化する。

臨床的意義

  • は他の薬物の代謝を増やす。
  • 結果:
    • が低下する。
    • 有効性が低下する。
    • が起こりうる。
  • は、治療域が狭い薬物や、をもつ薬物で特に重要。

重要な誘導薬

CYP
CYP1A2 カルバマゼピン
CYP2C9 、特にフェニトイン
CYP2C19 カルバマゼピン、、フェニトイン、
CYP2D6 は無いものとして扱う(下記参照)
CYP3A4 、カルバマゼピン、、フェニトイン、

  • はCYP2D6基質。
  • / はCYP2D6を誘導する。
  • 結果:濃度が低下し、効果不十分になる可能性がある。

⚠️ CYP2D6は一般に誘導を受けない酵素として扱う。 リファンピシンやといった古典的なでも誘導されない。かつて本表はとして挙げていたが、その根拠だった2016年の論文(Drug Metabolism and Disposition 44:750-757)は撤回されている1。CYP2D6で臨床的に問題になるのは誘導ではなくと阻害であり、もその文脈で考える。

覚え方

  • = 酵素↑
  • 酵素↑ =
  • 古典的な強い、カルバマゼピン、フェニトイン、/

出典

  1. 1.RETRACTION: CYP2D6 Is Inducible by Endogenous and Exogenous Corticosteroids(Drug Metabolism and Disposition (ASPET))コルチコステロイドがCYP2D6を誘導するとした2016年の論文(DMD 44:750-757)は撤回されている。CYP2D6はリファンピシンやフェノバルビタールなど古典的な誘導薬では誘導されず、一般に誘導を受けない酵素として扱う閲覧 2026-08-03