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Drug Atlas · A11 Opioids / オピオイド · 必修

ナルブフィン

nalbuphine

分類
Opioids / オピオイド
科目
Pharmacology
トピック
A11: Opioids
禁忌疾患
精神作用物質使用症(アルコール以外)
副作用
傾眠めまい悪心
解毒薬
ナロキソン

🧠 全体像と同じ「」グループに属するが、受容体の組み合わせが逆になっている——κ受容体を作動し、を拮抗する。κ作動による鎮痛にはμ作動ほどの呼吸抑制が伴わないためが生まれるが、同時にμのせいで患者にはを誘発しうる、という同じ構図の別バージョンとして理解すると覚えやすい。

薬効群の中での位置づけ

部分作動/混合作動薬のグループでと対になる。が「μ部分作動+κ拮抗」であるのに対し、は「κ作動+μ拮抗」という逆の組み合わせを持つ。どちらも呼吸抑制にがあるが、治療には使われず、主に急性疼痛(特に産科領域)でのバランス型鎮痛として使われる点が異なる。

機序

を拮抗し、κを作動する。κ受容体を介した鎮痛は脊髄レベルのを抑制するが、を介する呼吸抑制系路が働かないため呼吸抑制にが生まれる。一方でμがあるため、他の(モルヒネなど)と併用すると鎮痛効果を減弱させる方向に働くことがある。

薬物動態

項目 値・特徴
経口では低く、主に静注・筋注・皮下注で用いる
代謝 肝で代謝
排泄 代謝物として胆汁・
半減期 約5時間

適応

領域 使いどころ
中等度〜重度の急性疼痛
産科 分娩時の鎮痛(呼吸抑制のがあり、新生児への影響がより限定的とされる)
周術期 オピオイド誘発性のの軽減目的で少量を併用することがある(κ作動による拮抗的な緩和効果)

用法・用量

静注・筋注・皮下注でしながら投与する。実際の用量は適応・年齢・体重・腎肝機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

副作用

頻度 内容
高頻度 傾眠めまい悪心
重篤・まれ 患者での、呼吸抑制(はあるが完全にゼロではない)

まとめ

  • はκ作動+μ拮抗という組み合わせを持つで、(μ部分作動+κ拮抗)と対になる存在。
  • κ作動により呼吸抑制にがあり、産科領域の鎮痛で使われることが多い。
  • μのため、患者ではを誘発しうる。
  • と併用すると、その鎮痛効果を打ち消す方向に働くことがある。
  • と同じ「を持つオピオイド」のグループとして覚える。