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Drug Atlas · A21 Antiepileptics / 抗てんかん薬

プリミドン

primidon

分類
Antiepileptics / 抗てんかん薬
商品名(日本)
マイソリン
商品名(EU)
Mysoline
科目
Pharmacology
トピック
A21: Antiepileptics. Adjuvant analgesics
承認適応
てんかん
禁忌疾患
ポルフィリン症
副作用
傾眠めまい
対象疾患
本態性振戦
原因となる疾患
ポルフィリン症

🧠 全体像は体内でに代謝される的なで、活性本体はと共通する。にも広く用いられる点がとの一番の違いになるが、これはドイツ(EU)・日本・米国のいずれの添付文書でもではない、事実上のオフラベル使用である点に注意する123

薬効群の中での位置づけ

薬剤 位置づけ
GABA-A部位に てんかん・重積・
体内で代謝され)となる てんかん(への使用は多くの国で適応外)

機序

自体にも抗けいれん作用があるとされるが、臨の主体はで生じる(および、PEMA)が担う。と同じくGABA-A受容体ので、Cl⁻チャネルのを延長する。

薬物動態

経口吸収は良好。によりとPEMAに変換され、これらが蓄積して薬効・副作用の主体となる。自体と同様に強いを持ち、半減期は長い。

適応

はてんかんに準じる等)で、として使える患者も多い12

臨床ではの症状緩和にもと並ぶ肢として広く用いられ、有効性を示すの蓄積があるが、ドイツ(EU)・日本・米国のいずれの添付文書にもの適応記載はなく、事実上のオフラベル使用である123。英国のSmPCは例外的にこれを適応として明記しており、上の扱いは国によって分かれる4

用法・用量

投与初期はが蓄積するまでの間、鎮静・めまいが出やすいため少量から開始する。実際の用量は適応・年齢・体重で大きく変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 禁忌:急性(体内でに代謝されCYP450を誘導し、急性発作を誘発しうる)
  • と同様に他のとの併用でな呼吸抑制リスクがある

副作用

投与初期の傾眠めまいが代表的。長期的な副作用プロファイルはに準じる。

まとめ

  • 体内でに代謝される的な薬。活性本体・副作用プロファイルはに準じる。
  • はてんかんのみ。の症状緩和にも広く用いられるが、ドイツ・日本・米国では外(オフラベル)使用であり、英国は例外的に適応として認めている。
  • では禁忌。強いを持つ。

出典

  1. 1.Fachinformation Mylepsinum 250 mg Tablette(Teva GmbH(独、Fachinformation。Stand September 2021)・2021)ドイツの添付文書(Fachinformation)における承認適応はてんかん性発作(大発作・焦点発作・若年性ミオクロニー発作、EEG所見を伴う小児欠神発作等でのGrand-mal予防)に限られ、本態性振戦は適応として記載されていないこと。禁忌はバルビツール酸・成分過敏症、中枢抑制薬・アルコールによる急性中毒、急性肝性ポルフィリン症、重症肝腎障害、重症心筋障害閲覧 2026-08-03
  2. 2.プリミドン錠250mg「日医工」 効能・効果/禁忌(添付文書)(日医工株式会社(MEDLEY収載の電子添文)・2026)日本の添付文書も効能・効果はてんかんのけいれん発作・精神運動発作・小型(運動)発作に限られ、本態性振戦は記載されていないこと。禁忌は成分・バルビツール酸系化合物過敏症、急性間欠性ポルフィリン症、ミフェプリストン・ミソプロストール投与中の患者閲覧 2026-08-03
  3. 3.Primidone SERB 250mg Tablets - Summary of Product Characteristics (SmPC)(electronic Medicines Compendium(英国、参考として引用。英国はEU離脱国)・2025)英国のSmPCは例外的に本態性振戦の管理(management of essential tremor)を適応として明記しており、ドイツ・日本の添付文書とは規制上の扱いが異なること閲覧 2026-08-03
  4. 4.PRIMIDONE tablet — Indications and Usage (FDA label)(U.S. Food and Drug Administration(Actavis Pharma製剤のFDA添付文書、DailyMed収載)・2026)米国の添付文書でも適応は"the control of grand mal, psychomotor, and focal epileptic seizures"に限られ、本態性振戦(essential tremor)の記載はないこと閲覧 2026-08-03