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Drug Atlas · A11 Opioids / オピオイド

タペンタドール

tapentadol

分類
Opioids / オピオイド
商品名(日本)
タペンタ
商品名(EU)
Palexia
科目
Pharmacology
トピック
A11: Opioids
副作用
悪心めまい傾眠
解毒薬
ナロキソン

🧠 全体像と同じ「μ作動+」というの薬だが、阻害するノルアドレナリンだけに絞った点が違う。に手を出さないぶんのリスクが低く、さらにCYP2D6を介した活性化に依存しない――の弱点を意識して作られた「次世代版」という位置づけで理解すると覚えやすい。

薬効群の中での位置づけ

と同じ二重機序グループに属するが、対比は明確。

薬剤 受容体作用 作用 CYP2D6依存 リスク
弱いμ作動 セロトニン+ノルアドレナリン あり(M1を生成) 比較的高い
μ作動(より強い) ノルアドレナリンのみ なし(ではない) 低い

は代謝のを受けにくい設計。 CYP2D6による活性化に依存しないため、で問題になる)の影響が小さく、効果のが読みやすい。

薬物動態

項目 値・特徴
約32%(高い
代謝 主にCYP2D6を介さない、CYPの寄与は小さい)
排泄 代謝物として
半減期 約4時間。製剤あり

適応

領域 使いどころ
中等度〜重度の急性・慢性疼痛。を含む痛みなど)

用法・用量

経口で少量から開始し、効果とを見ながら漸増する。製剤は定期投与に用いる。実際の用量は適応・年齢・体重・腎肝機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 注意すべき副作用:意識、呼吸、転倒など中枢神経系の有害事象を確認し、他の鎮静薬・アルコールとの併用に注意する
  • のリスクはより低いが、MAO阻害薬との併用は避ける
  • 重度のでは代謝()が低下するため注意する

副作用

頻度 内容
高頻度 悪心めまい傾眠
重篤・まれ 呼吸抑制、依存

まとめ

  • はμ作動とノルアドレナリンを併せ持つ弱〜中程度のオピオイドで、の「次世代版」的な位置づけ。
  • には作用しないためのリスクがより低い。
  • CYP2D6による活性化に依存せず、代謝のを受けにくい。
  • を含む中等度〜重度の疼痛が主な適応。
  • との違い(標的の広さ、CYP2D6依存の有無)が試験で対比されやすい。