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Alvaradoスコア

Alvarado score

臓器系
消化器
科目
Internal MedicineSurgery
トピック
内科学 L-48:急性虫垂炎外科学 A/11:急性虫垂炎の診断と治療
構成:症状
食欲不振悪心嘔吐圧痛
構成:検査値
白血球数
適用疾患
急性虫垂炎

🧠 全体像)は、を疑う患者で、病歴・身体所見・の8項目だけから手術前の臨床的可能性を10点満点で層別化するである。低リスクを高い感度で除外できる一方、それだけで確定診断はできない点が最大の注意点である。

目的と適用場面

内容
目的 を疑う患者のリスクを層別化し、画像検査・手術方針の判断を補助する
対象 急性腹痛で虫垂炎が鑑別に挙がる患者(成人が主対象)
使う場面 救急外来での初期評価。追加の画像検査を要するか、経過観察でよいかの判断
評価しないもの 単独での確定診断・

構成要素と配点

⭐ MANTRELSの頭文字で覚える8項目、合計10点。

項目 基準
M:疼痛の移動 臍周囲からへの痛みの移動 1
A: 1
N:悪心嘔吐 1
T:の圧痛 の圧痛 2
R: 1
E:体温上昇 37.5℃以上 1
L: 10×10⁹/L(10,000/μL)以上 2
S: 70%以上 1

解釈とカットオフ

スコア リスク 対応
5点未満 低リスク 虫垂炎除外に十分な感度(約99%)。他のを追求する
5〜6点 画像検査(超音波/CT/MRI)で確認する
7点以上 高リスク 特に男性では画像検査なしで手術方針とすることも許容される

限界と使ってはいけない場面

⚠️ (World Society of Emergency Surgery)2020年版は、除外患者の同定には推奨するが、成人でスコアのみを根拠に確定診断することは推奨していない。

⚠️ 小児・妊婦では虫垂炎自体の身体所見がになりやすい。小児用の派生スコアリングシステムも含め、単独で確定診断に用いない。

⚠️ (S項目)は検査室によって報告形式が異なることがあり、施設ごとのを確認する。

まとめ

  • はMANTRELSの8項目・合計10点での臨床的可能性を層別化する。
  • 5点未満は除外に十分な感度、5〜6点は画像検査で確認、7点以上は高リスクとして扱う。
  • 成人でもスコア単独での確定診断は推奨されず、低リスクの除外やの同定という補助的役割にとどめる。