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BI-RADS

BI-RADS

臓器系
腫瘍
科目
Surgery
トピック
外科学 S-32:乳癌の診断と治療
構成:画像所見
マンモグラフィ石灰化超音波エコー輝度後方エコー増強
適用疾患
乳癌良性乳房疾患

🧠 全体像(Breast Imaging Reporting and Data System)は、・造影MRIの所見を0〜6の共通カテゴリーへ集約し、カテゴリーごとに次の行動(通常スクリーニング・短期フォロー・生検)を一意に対応させる報告システムである。ACRが同じを臓器別に展開した(甲状腺)・(肝)・(前立腺)・(卵巣)の原型だが、・所見用語集は臓器ごとに独立しており互いに流用できない

目的と適用場面

内容
目的 乳房画像所見を標準化された最終評価カテゴリーへ集約し、悪性の可能性と次に取るべき行動を一意に対応させる
対象 ・造影MRIで乳房病変を指摘された、または検診を受けた患者
使う場面 スクリーニング・精査いずれのレポートでも、末尾に確定カテゴリーを付して臨床側へ伝える
評価しないもの 病理学的な確定診断(生検が必要)、乳癌のの領域)

構成要素とカテゴリー

⭐ 判定は所見そのもの(腫瘤の形状・辺縁、石灰化の形態・分布、など)を統合して医が下すカテゴリー分類であり、点数を足し上げる採点式スコアではない。

カテゴリー 意味 悪性の可能性 代表的対応
0 評価不完全 追加撮影・超音波追加、または以前の画像との比較
1 陰性 ほぼ0% 年齢相応の通常スクリーニング
2 良性所見 ほぼ0% 通常スクリーニング
3 おそらく良性 2%未満 6か月後短期フォロー→安定なら以降も継続後カテゴリー2へ
4A/4B/4C (低→中→高 4A: 2〜10% / 4B: 10〜50% / 4C: 50〜95%
5 悪性が強く疑われる 95%超 生検+適切な治療計画
6 生検で悪性確定済み 既知(100%) の効果判定・術式決定のための追加画像評価

解釈とカットオフ

カテゴリー0〜3は経過観察方向、4〜5は生検方向という二分岐が設計の核である。同じ0〜6の体系を・超音波・MRIで共通に用いるが、ごとに所見用語集()は別であり、同じ所見でも評価軸が変わる点に注意する。(構成、A〜Dの4段階)はでのを示す別軸の指標であり、カテゴリー0〜6の悪性リスクとは独立して報告される。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ カテゴリー3の「2%未満」は生検省略の根拠になるが、触診で有意な腫瘤や増大傾向などと画像が乖離する場合は、画像だけで安心せず追加評価を検討する(参照)。

⚠️ 4A/4B/4Cは悪性の相対的な疑いの強さを伝える補助情報であり、区分にかかわらずカテゴリー4はすべて生検の対象になる——A/B/Cで生検要否そのものは変わらない。

⚠️ 者間でばらつきうる(特にカテゴリー3と4Aの境界)。以前の画像との比較、複数での評価が一致度を高める。

💡 カテゴリー6は「未治療の悪性」ではなく、生検で悪性が確定した後にの効果判定や術式決定のため追加画像を評価する場面で用いる。

まとめ

  • ・超音波・MRIの所見を0〜6の共通カテゴリーへ集約し、悪性の可能性と次の行動を一意に対応させる報告システムである。
  • カテゴリー0は評価不完全、1〜2は良性・陰性で通常スクリーニング、3は2%未満で短期フォロー、4(4A/4B/4C)〜5は生検、6は生検で確定済みの悪性を決定のために評価する。
  • など臓器別RADSの原型だが、・所見用語集は臓器ごとに独立しており流用できない。
  • カテゴリーは点数の合算ではなく総合判定であり、触診所見との整合性・以前の画像との比較を常に併せて解釈する。