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Symptoms · Published

核間性眼筋麻痺

Internuclear ophthalmoplegia

別名
INO
臓器系
神経
科目
NeurologyPathology
トピック
神経内科 G2-02:眼球運動・注視の障害神経内科 G1-23:多発性硬化症の症候と診断病理学 C/110:髄鞘疾患(脱髄性疾患)
関連疾患
多発性硬化症

🧠 全体像は、と対側のを結ぶの断線である。「核と核の間」が切れているだけで、神経も筋も無傷——だからでは動かないのに、では動く。この解離が診断そのものになる。所見のパターンが単一の解剖構造しか指さないため、見つけた時点で病変は脳幹に確定する。局在の枠組みは全体の進め方はを参照。

何が切れているか

の指令は橋のから同側のへ入り、そこから対側のMLFを上行して亜核に届く。片側のMLFが切れると、その側の眼が内転できなくなる。

所見 内容
患側 内転障害。MLFが障害された側の眼が内側へ動かない
対側 外転する眼に外転時の眼振が出る
保たれることが多いも正常である証拠

⭐ 軽症では完全な内転不能ではなく、内転の遅れとしてしか現れない。では見逃すので、左右へ素早く視線を飛ばさせ、内転眼と外転眼の到達速度を比べる。を訴えないことも多く、患者のではなく診察者の観察で拾う所見である。

誰に起きたかで原因が決まる

年齢・分布 まず考えるもの
若年・両側性 脱髄。ではの代表的な症候で、時間的・空間的多発の1点になりうる
高齢・片側性・突発 傍正中橋の梗塞。血管危険因子と併存所見を確認し、脳卒中として扱う
同側へのを伴う まで及ぶ病変。眼の外転だけが残る

⚠️ 重症筋無力症はINOを模倣する。 の病変は任意のを選択的に弱らせるため、内転だけが落ちて見えることがある。があり瞳孔が正常なら、と決める前にを疑う。

まとめ

  • MLFの断線で、患側の内転障害と対側眼の外転時眼振が出る。名前は内転できない側でつける。
  • が保たれることが、が無傷である証拠になる。
  • 軽症は内転の遅れとしてしか出ない。素早いで確認する。
  • 若年・両側なら脱髄、高齢・片側ならをまず考える。
  • 重症筋無力症はINOに似た所見を作る。と瞳孔正常で見分ける。