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Symptoms · Published

共同注視麻痺

Conjugate gaze palsy

臓器系
神経
科目
Neurology
トピック
神経内科 G2-02:眼球運動・注視の障害神経内科 G2-05:橋障害の症候群神経学 G2-06:中脳障害の症候群
関連疾患
ウェルニッケ・コルサコフ症候群新生児黄疸・高ビリルビン血症
スコア
NIHSS

🧠 全体像の障害である。個々の神経も筋も無事で、両眼を同じ方向へ向ける指令系が切れているため、両眼が揃って一方向へ行けなくなる。両眼の相対位置はずれないのでは出ず、患者は「二重に見える」ではなく「そちらを向けない」と訴える。ここで決定的なのは向きの規則で、同じ「右を向けない」でも橋の病変と大脳半球の病変ではが左右反対にある。局在の枠組みは、個々の神経の麻痺はを参照。

向きの規則

の指令はから出て交叉して対側の橋()へ入り、そこから同側のと対側のを動かす。は「反対側を見ろ」と命じ、橋は「自分の側を見ろ」と実行する。だから壊れた場所で向きが逆になる。

病変部位 向けない方向 眼球が偏る向き 併存するとの関係
橋( と反対側 麻痺した手足の側を見ている
大脳半球( と反対側 麻痺した手足から目をそらしている

⭐ 覚えるべきは1行に縮まる。大脳病変の患者はを見つめ、橋病変の患者は麻痺を見つめる。

⚠️ 刺激性病変では向きが反転する。 けいれん発作中の眼球は焦点と反対側を向く。の麻痺相では側へ戻るため、観察した時点が発作中かかで解釈が逆になる。

で克服できるかどうかが、大脳性と橋性を分ける。 )やから直接、橋の中枢へ入力する。大脳半球病変では指令系より上流が切れているだけなので眼球は動くが、なので橋病変では動かない。大脳半球性は数日で改善することが多く、橋性は遷延する点も局在の情報になる。

垂直方向と、隣接構造を巻き込む型

所見 病変
。⚠️ 高齢者では上方の軽度制限が生理的に見られるため、これらを伴って初めてと言う 背側中脳。を探す
one-and-a-half症候群 一方向への+同側の眼の外転だけが残る 橋の中枢と同側の
麻痺+眼振+失調+意識・注意の変容 三徴が揃わないことも多い 。検査を待たず補充する

まとめ

  • で、両眼が揃って動かないためを伴わない。
  • 大脳半球病変ではと反対側を向けず眼は側へ、橋病変では側を向けず眼は反対側へ偏る。大脳病変の患者はを見つめ、橋病変の患者は麻痺した手足を見つめる。
  • けいれん発作中は向きが反転する。発作中かかで解釈が変わる。
  • で克服できれば大脳性、できなければ橋性。大脳性は数日で改善しやすい。
  • は背側中脳。を確認する。