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Symptoms · Published

歯痛

Toothache

別名
歯牙痛
臓器系
耳鼻咽喉科
科目
Pathology
トピック
病理学 C/30:口唇・口腔・咽頭の病理
関連疾患
エナメル質形成不全症根尖性歯周炎歯根嚢胞歯髄炎歯性上顎洞炎象牙質形成不全症

🧠 全体像:は「歯そのものの病気」と決めつけてはいけない症状である。大半は・という歯原性の痛みだが、にはが乏しく痛みの局在がきわめて悪いため、同側の顎・耳・へとして広がる、あるいは逆に他部位の痛みがとして訴えられるという双方向のずれが起こる。⭐ 最初の分岐は「歯を診て説明がつくか」であり、これがつかない――複数歯にまたがる、労作で増悪する、に乏しい――ではのような歯科外の緊急疾患を先に除外する。

定義と用語の整理

患者が「歯が痛い」と訴えるとき、実際の原因は一本の歯の内部()、歯を支える組織(・)、あるいは歯とはの構造のいずれかにある。

由来 代表疾患 痛みの性質
由来 可逆性・ で誘発、不可逆なら・残存痛
由来 、 ・が主体
(歯原性でない) 、副鼻腔炎、 歯を診ても所見が乏しい、または複数歯にまたがる

💡 「どの歯が痛いか患者自身が特定できない」のは異常ではなく、の解剖学的な性質そのものである。 を欠くからの痛みは同側の上下顎・耳・へ拡散しやすく、上顎の痛みを訴えて実は下顎が原因だった、という取り違えも起こりうる1。

病態生理

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='toothache'>歯痛</span>の訴え"] --> B{"痛みの由来を分ける"}
    B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pulp'>歯髄</span>由来<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='dental caries'>う蝕</span>・外傷・破折による炎症"]
    B --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='periodontium'>歯周組織</span>由来<br>根尖の炎症・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='occlusion'>咬合</span>性外傷"]
    B --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='referred pain'>関連痛</span><br>三叉神経の他枝・他臓器由来"]
    C --> F["硬組織に囲まれた<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pulp chamber'>歯髄腔</span>の<br>内圧上昇が血流を絞める"]
    F --> G["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='irreversible pulpitis'>不可逆性歯髄炎</span><br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='spontaneous pain'>自発痛</span>・残存痛"]
    D --> H["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='occlusion'>咬合</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='percussion'>打診</span>で疼痛<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='bone erosion'>骨破壊</span>の進行度で症状が変わる"]
    E --> I["三叉神経の分布や<br>神経の収束を介して<span class='jp-term jp-term-diagram' title='toothache'>歯痛</span>として<span class='jp-term jp-term-diagram' title='awareness (subjective)'>自覚</span>される"]
  • 由来:・外傷・破折・修復処置による刺激がに炎症を起こす。硬組織に囲まれたではがそのまま内圧上昇に変わり、での血流圧迫が不可逆化の機序になる(詳細はを参照)。
  • 由来:からの炎症が根尖を越えて広がるか、性外傷やが直接・を障害する。・が前景に立つ。
  • :三叉神経の枝どうしの収束、あるいは心臓から迷走神経・交感神経を介した内臓痛の投射により、原因部位とは離れた歯・顎に痛みとしてされる。

⚠️ 緊急・見逃してはいけない疾患

⚠️ 下顎のだけを訴えるがある。 心臓由来のは下顎・頸部へ放散しうるため2、に乏しい、労作で増悪する、発汗・悪心・呼吸困難を伴うでは、歯を診て終わりにせず心臓を最優先で除外する。

⚠️ が・舌下腔から深頸部へ進展すると気道閉塞に至る。 急速に増悪する両側性の口底腫脹、、挙上した舌、を伴う場合は(ルードヴィッヒを含む)を疑い、気道確保を最優先に緊急対応する3。

⚠️ 複数の歯にまたがる・での増悪は副鼻腔炎を疑う。の根尖の感染はSchneiderian膜の炎症を介して波及しやすく、副鼻腔炎の約1割(報告によっては最大4割)は歯性である4。・を伴えば副鼻腔が原因である可能性が高まる。

鑑別の進め方

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='toothache'>歯痛</span>の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='medical interview (history-taking)'>問診</span>"] --> B{"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='odontology'>歯科所見</span>で説明がつくか"}
    B -->|"つかない・危険な随伴症状あり"| C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='acute coronary syndrome, ACS'>急性冠症候群</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='deep neck infection'>深頸部感染</span>などの<br>緊急疾患をまず除外する"]
    B -->|"つく"| D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pulp testing'>歯髄診</span>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cold'>冷刺激</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='electric pulp testing'>電気歯髄診</span>)で<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='pulp'>歯髄</span>の生死と反応性を評価する"]
    D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='percussion'>打診</span>・触診・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='bite test'>咬合診</span>で<br>根尖<span class='jp-term jp-term-diagram' title='periodontium'>歯周組織</span>の炎症を評価する"]
    E --> F{"誘発痛が刺激除去後<br>短時間で消えるか"}
    F -->|"消える"| G["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='reversible pulpitis'>可逆性歯髄炎</span>として<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='dental caries'>う蝕</span>除去・修復を行う"]
    F -->|"<span class='jp-term jp-term-diagram' title='spontaneous pain'>自発痛</span>・残存痛がある"| H["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='irreversible pulpitis'>不可逆性歯髄炎</span>として<br>歯科的処置(全部<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pulpotomy'>断髄</span>または<span class='jp-term jp-term-diagram' title='root canal treatment'>根管治療</span>)へ"]

では(誘発痛かか)・・体位による変化・随伴症状を確認する。歯科的にはとの検査(・触診・)が別のものを評価しており、・との比較が前提になる1。

⚠️ 「ならか」という二択ではない。 保存可能な歯では、欧州学会(ESE)の2023年のS3レベル診療ガイドラインが、を伴う非のに対してまたは全部のいずれかによる治療を提案している(推奨R2.2、弱い推奨 ⇑、エビデンスの確実性は低い)——術後7日の疼痛は両者で差がなく、1年時の臨床的成功率もいずれも98%だった5。⚠️ ただし98%は1年時の値で、成功率はに低下し5年時には全部78.1%・75.3%になる——下がるのは両群ともであって、だけが劣るわけではない5。応急処置としても、やの処方ではなく療法またはが強く推奨されている(の合意に基づく推奨3)5。⚠️ ここでと並ぶのは「全部」である——推奨R2.2の枠は部分に触れていない。部分がと同等かを「分からない」と明記しているのは、が無いか誘発性の痛みにとどまる成熟の例を対象とする別枠の推奨R2.1であり、両者を直接比較した研究が当時存在しなかったことがその理由である5。

⭐ この「分からない」は2026年に動いた。 欧州保存歯科連盟・欧州学会・研究機構・ドイツ保存歯科学会が合同で公表したのS3レベル診療ガイドラインは、除去中にし、を示唆する徴候・症状を伴うについて、部分と全部のいずれも提案する新設の推奨R3.2aを掲げている(グレードB=弱い推奨 ⇑、根拠の質は術後疼痛・/X線とも低、合意率100%)6。あわせて記述S3.3が、除去中にしたについて、部分または全部のは()と転帰の点で同等に有効であるように見えると述べている(根拠の質は低、合意率92.3%。⚠️ この記述が答えとして立てられた設問は「が無いか誘発性の痛みにとどまる成熟の非」に限定されており、記述文の書き方のほうが広い)6。⚠️ グレードBは「提案する(We suggest)」であって「推奨する(We recommend)」ではない。 同ガイドラインの自身が、についてはが現行の標準とみなせるとしたうえで、より侵襲の小さいを選ぶ余地を認める書き方をしており、実際の選択は術中の止血の得られ方やの状態を見て決める判断だとしている6。詳細はを参照。

対症療法の考え方

⚠️ そのものをで抑えることは「治療」ではなく、確定的歯科治療までの橋渡しである。 歯科治療にすぐ到達できない場面では、第一選択は——(400 mgまたは440 mg)単独、もしくは500 mgとの併用である7。⚠️ これらの用量が対象とするのは12歳以上である——同ガイドラインは対象年齢を青少年12歳以上17歳未満・成人17歳以上65歳未満・高齢者65歳以上と定義しており、12歳未満の小児へそのまま読み替えてはならない7。⚠️ 抗菌薬はの原因(・の炎症)を治さないため、に置き換えて済ませてはならない。オピオイドは第一選択にせず、用いる場合も最小・最少錠数・最短期間にとどめる7。痛みが軽減しない、または2〜3日以内に確定的歯科治療へ到達できない場合は再評価する7。

まとめ

  • の大半は歯原性(・)だが、はを欠くため痛みの局在が悪く、として周囲へ広がる・他部位の痛みがとして訴えられるという双方向のずれが起こる。
  • ⚠️ で説明がつかないではを最優先で除外する。の深頸部への進展は気道閉塞に至りうる緊急疾患である。
  • 診断は(の生死)との検査(・触診・)を別々に行い、誘発痛が刺激除去後すぐ消えるか、・残存痛があるかで可逆性・を分ける。
  • でも「か」の二択ではない。保存可能な歯ではと全部のいずれかが提案され(ESE 2023の推奨R2.2)、除去中にした例では2026年のガイドラインが部分も選択肢として提案している(推奨R3.2a)。いずれも弱い推奨で、()を現行の標準とみなす位置づけ自体は変わっていない。・はその前に来ない。
  • 確定的歯科治療までの鎮痛はが第一選択で、抗菌薬はの原因を治さない。

出典

  1. 1.Endodontic Diagnosis (ENDODONTICS Colleagues for Excellence, Fall 2013)(American Association of Endodontists・2013)可逆性歯髄炎は冷刺激・甘味などの誘発痛が刺激除去後2〜3秒で消え自発痛を伴わないこと、症候性不可逆性歯髄炎は自発痛・30秒以上の残存痛・体位変化での増悪を特徴とし市販鎮痛薬が典型的に無効であること、歯髄診(冷刺激・電気歯髄診・温熱)が歯髄の生死を、打診・触診・咬合診が根尖歯周組織の炎症を別々に評価するテストであり隣在歯・対側歯との比較が前提になること、歯髄には固有受容器がなく痛みの局在が悪いため関連痛として周囲へ広がりうることを確認した。閲覧 2026-08-28
  2. 2.Acute Coronary Syndrome(StatPearls (NCBI Bookshelf)・2026)急性冠症候群の典型的な症状である胸骨下の圧迫感・重苦しさが顎・頸部・どちらかの肩・左上肢へ放散しうること、10分以上持続すること(History and Physical節)を確認した。閲覧 2026-08-28
  3. 3.Ludwig Angina(StatPearls (NCBI Bookshelf)・2025)口底蜂窩織炎(Ludwigアンギナ)が舌下・オトガイ下・顎下の3間隙を侵す急速進行性で生命を脅かす蜂窩織炎であり、下顎大臼歯(特に第2・第3大臼歯)の歯性感染が原因の90%を占めること(Etiology節)、舌下間隙と顎下間隙の両方が侵されると舌の挙上と気道閉塞に至りうること(Pathophysiology節)、両側性で硬い口腔底腫脹に開口障害・流涎を伴うこと(History and Physical節)を確認した。閲覧 2026-08-28
  4. 4.Odontogenic sinusitis: A review of the current literature(Laryngoscope Investigative Otolaryngology(Little RE, Long CM, Loehrl TA, Poetker DM)・2018)副鼻腔炎の約10%が歯性であり、報告によっては最大40%が歯性病変を背景に持つこと(Introduction節)、歯性上顎洞炎の原因として齲蝕からの歯髄炎・根尖感染に由来する歯内療法性感染や辺縁性歯周炎があり、その炎症・破壊がSchneiderian膜の炎症と線毛機能障害を介して上顎洞の細菌感染に至ること(Etiology節)、674例の系統的レビューで原因の内訳が医原性65.7%・根尖性歯周病変25.1%・辺縁性歯周炎8.3%であり、罹患頻度の高い歯は第一大臼歯(35.6%)・第二大臼歯(22%)・第三大臼歯(17.4%)・第二小臼歯(14.4%)の順であったこと(Etiology節)を確認した。閲覧 2026-08-28
  5. 5.Treatment of pulpal and apical disease: The European Society of Endodontology (ESE) S3-level clinical practice guideline(European Society of Endodontology・2023)誌上版PDFの全文で確認した(出版社のonlinelibrary.wiley.comはcurlが403を返すため、Unpaywallが挙げるバーミンガム大学リポジトリpure-oai.bham.ac.ukの同一PDFを取得しpdftotextで読んだ。表紙に「Publisher's PDF, also known as Version of record」とある)。①推奨R2.2が、自発痛を伴う非外傷性歯髄炎の永久歯(For patients diagnosed with nontraumatic pulpitis associated with spontaneous pain in permanent teeth)に対し「We suggest treatment with either root canal treatment or full pulpotomy」を弱い推奨(⇑)・エビデンスの確実性は低として掲げていること。②同枠のClinical relevance and effect sizeが、術後7日の疼痛に根管治療と断髄の差が無いこと(OR 0.99、95%CI 0.63〜1.55、I²=0%)と、1年時の臨床的成功率が両群とも98%であることを示していること。同枠の Available evidence が「Clinical success was high at year 1, 98% for both interventions, however, decreased over time to 78.1% (pulpotomy) and 75.3% (RCT) at 5 years」と述べ、5年時には全部断髄78.1%・根管治療75.3%へ低下すると明記していること(Clinical relevance and effect size 欄は同じ一文を再掲しているが断髄の値が「8.1%」と誤植されているため、Available evidence 欄の78.1%を採った)。③別枠の推奨R2.1(対象は「nontraumatic pulpitis associated with no or nonspontaneous pain and pulp exposure in mature permanent teeth」)が「We do not know whether partial pulpotomy is as effective as pulpectomy」「No studies are currently available comparing partial pulpotomy with pulpectomy」と明記していること(R2.2の枠には部分断髄への言及が無い)。④専門家の合意に基づく推奨3が、保存可能な歯の症候性歯髄炎または根尖性歯周炎の応急処置について「we recommend either vital pulp treatment or root canal treatment, rather than extraction or systemic antibiotic prescription」を強い推奨として掲げていることを確認した。閲覧 2026-09-06
  6. 6.Deep caries management: EFCD-ESE-ORCA S3-level clinical practice guideline(European Federation of Conservative Dentistry / European Society of Endodontology / Organization for Caries Research / Deutsche Gesellschaft für Zahnerhaltung(Clinical Oral Investigations 30巻5号、CC BY)・2026)Europe PMC(PMC13099699)のfullTextXMLで全文を確認した(2026年4月22日オンライン公開。同一本文がInternational Endodontic JournalとCaries Researchにも同時掲載されている)。①推奨の強さがAWMFの3段階で表示されること(Table 2。A=強い推奨「We recommend」⇑⇑、B=弱い推奨「We suggest」⇑、0=推奨が開かれている「May be considered」⇔)。②R1.1・R1.2(いずれも新設・グレードB ⇑)が、症状が無いか可逆性歯髄炎を示唆する症状にとどまる永久歯の深在性う蝕について、硬い象牙質まで削る非選択的除去(NSE。旧・完全除去)ではなく、軟化象牙質までの選択的除去(SE)または段階的除去(SW)を提案すること。③記述S1.3(新設)が、SEまたはSWはNSEに比べて露髄の危険を減らしうるとすること(根拠の質はSE対NSEが低、SW対NSEが非常に低)。④R2(新設・グレードB ⇑)が、同じ集団で覆髄材(cavity liner)を常用しないことを提案すること。⑤R3.1(ESEのS3推奨から更新・グレードB ⇑)が、う蝕除去中に露髄した症状の無いか可逆性歯髄炎の永久歯について、直接覆髄と断髄(部分/全部)のいずれも提案すること。⑥R3.2a(新設・グレードB ⇑)が「In patients where a pulp is exposed during caries removal in permanent teeth associated with signs and symptoms indicative of irreversible pulpitis • we suggest either partial or full pulpotomy after non-selective excavation (complete caries removal)」——不可逆性歯髄炎を示唆する徴候・症状を伴う露髄例について部分断髄と全部断髄のいずれも提案する——と述べ、根拠の質が術後疼痛・臨床所見/X線透亮像ともに低であること、合意率100%であること。⑦記述S3.3(ESEのS3推奨から更新)が「evidence suggests that partial or full pulpotomy seem to be as effective as pulpectomy (root canal treatment) in terms of outcomes」とし、根拠の質は低・合意率92.3%であること。⑧R3.2b(専門家の合意)が、直接覆髄・断髄を行う際にラバーダム・術中の抗菌的洗浄・拡大視野・適切な材料という強化プロトコルを求めること。⑨R4(新設・グレードB ⇑)が、症状が無いか可逆性歯髄炎の永久歯の露髄例について、水酸化カルシウムではなく水硬性ケイ酸カルシウムセメントによる直接覆髄・断髄を提案すること(病的所見が無いことについての根拠の質は中等度)。⑩考察が、不可逆性歯髄炎については抜髄を現行の標準とみなせるとしたうえで、より侵襲の小さい断髄を選ぶ余地を認める書き方をしていること。⚠️ 断髄の成功率(統合86.7%、不可逆性歯髄炎82.4%対正常/可逆性92.0%)は本ガイドライン自身の解析ではなく、根拠として引いている系統的レビュー(Li 2024)の値である閲覧 2026-09-07
  7. 7.Evidence-Based Clinical Practice Guideline for the Temporary Pharmacologic Management of Acute Dental Pain — Toothache in Adolescents, Adults, and Older Adults With No Immediate Access to Definitive Dental Treatment (chairside guide)(American Dental Association, University of Pittsburgh School of Dental Medicine, University of Pennsylvania School of Dental Medicine・2024)確定的歯科治療を受けられない急性歯痛に対し、受診後の疼痛管理は非オピオイド鎮痛薬を第一選択とすること(推奨2)、第一選択は非ステロイド性抗炎症薬単独(イブプロフェン400 mgまたはナプロキセンナトリウム440 mg)もしくはアセトアミノフェン500 mgとの併用であること(推奨2.1)、オピオイドを用いる場合も最小有効量・最少錠数・最短期間とし3日を超えることはまれであること、患者には2〜3日以内に確定的歯科治療へ紹介できない場合や痛みが軽減しない場合に連絡するよう指示すること、脚注3が対象年齢を「Adolescents (aged 12-<17 years), adults (aged 17-<65 years), and older adults (≥65 years)」と定義しており12歳未満は対象外であることを確認した。閲覧 2026-08-28