Internal Medicine

Internal Medicine · S-14

褐色細胞腫・傍神経節腫

Pheochromocytoma

前提:病態
副腎の機能異常・腫瘍
前提:正常
副腎髄質の機能と環境ストレスへの適応
疾患
褐色細胞腫神経節腫
症状
顔面紅潮
検査値
クロニジン抑制試験メタネフリン分画
画像所見
MIBGシンチグラフィソマトスタチン受容体イメージング

🧠 全体像は副腎髄質、の腫瘍で、カテコールアミン過剰による発作性/を起こす。生化学診断を先に行い、画像で局在し、手術前は原則α遮断をβ遮断より先行する。

疑う状況

頭痛、、発汗の発作、高血圧、、偶発副、若年発症、家族歴、麻酔・手術・薬剤でのクリーゼを手掛かりにする。古典的な「10%ルール」は古く、遺伝性は30〜40%以上を占め得る。MEN2、VHL、NF1、SDHxなど多数のがあるため、原則すべての患者に遺伝を検討する。

診断

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pheochromocytoma and paraganglioma'>PPGL</span>を疑う"] --> B["血漿遊離または尿分画<span class='jp-term jp-term-diagram' title='metanephrine'>メタネフリン</span>"]
    B --> C{"明らかな上昇"}
    C -->|"はい"| D["CT/MRIで局在"]
    C -->|"境界域"| E["採血条件・薬剤・ストレスを再評価"]
    E --> B
    D --> F["多発/転移リスクなら機能画像"]
    F --> G["遺伝検査+周術期計画"]

血漿検査は安静臥位採血、尿検査は24時間尿で行う。局在前の生検はを誘発し得るため、を除外せず副しない。転移性の定義は組織への転移であり、画像や組織だけで「良性」を保証できない。

周術期治療

段階 要点
α遮断 またはを通常7〜14日前から調整
循環血液量の回復 α遮断後に食塩・水分を増やし、に注意
β遮断 頻脈が残る場合のみ、十分なα遮断後に追加
手術 経験ある内分泌外科・麻酔チームで切除
術後 低血圧、低血糖、カテコールアミン低下を監視

β遮断単独は拮抗されないα刺激によりを起こし得る。術後もを確認し、・サイズ・部位に応じ長期再発監視を行う。

まとめ

  • 生化学検査を画像より先に行い、血漿遊離または尿分画を用いる。
  • 「10%ルール」は古く、遺伝性を広く評価する。
  • 手術前はα遮断を先行し、β遮断単独を避ける。