Internal Medicine

Internal Medicine · S-41

骨髄異形成症候群

Myelodysplastic Syndromes

前提:病態
骨髄異形成症候群(MDS)
前提:正常
造血。血液の組成。
疾患
骨髄異形成症候群
症状
二次原発悪性腫瘍

🧠 全体像は、、1系統以上の末梢血血球減少、形態異形成を特徴とし、(AML)へ進展し得る。骨髄が過形成でも末梢血は減少する点が、成熟血球増加を主体とするMPNとの基本的な違いである。

原因と病態

  • 原発性MDS(de novo MDS):多くは高齢者に発症する。
  • 性抗がん薬や放射線治療後に発症し、一般に高リスク遺伝学的異常を伴いやすい。
  • などの曝露もリスクとなる。

後天的変異を持つ造血幹細胞クローンが優勢となり、分化異常と細胞死を起こす。その結果、骨髄は正形成〜過形成でも末梢血にが供給されず、貧血、感染、出血が生じる。

症状と形態

系統 症状 末梢血・骨髄の手掛かり
感、 、核赤血球、
、原因 好中球減少、
点状出血、紫斑、粘膜出血 血小板減少、巨大・血小板、異常

著明なリンパ節腫大・肝脾腫は典型的ではなく、他疾患やMDS/MPNオーバーラップも考える。

診断

flowchart TD
    A["持続する原因不明の血球減少"] --> B["栄養欠乏・薬剤・アルコール・感染・肝腎疾患を除外"]
    B --> C["CBC・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='smear preparation'>塗抹標本</span>・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='reticulocyte'>網赤血球</span>・溶血検査"]
    C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='bone marrow aspiration'>骨髄穿刺</span>/生検"]
    D --> E["形態+芽球率+鉄染色"]
    E --> F["染色体・FISH・分子検査"]
    F --> G["WHO/ICC分類+IPSS-R/IPSS-Mリスク"]
    G --> H["低リスク/高リスクの<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Goals'>治療目標</span>を設定"]

ビタミンB12・葉酸・、薬剤、アルコール、感染、、PNHなどの可逆的原因を除外する。診断は血球減少だけでなく、骨髄形態、芽球率、MDSを定義する遺伝学的異常を統合する。

治療

低リスクMDS

目標は血球減少症状・輸血依存の軽減と生活の質の維持である。

  • 赤血球輸血と必要時の鉄過剰管理
  • 血清EPO、輸血量、病型に応じて(erythropoiesis-stimulating agent)、など
  • del(5q)を伴う輸血依存性貧血では
  • 選択例で低用量のや免疫
  • G-CSF、、抗菌薬はに応じて用いる

高リスクMDS

目標はAML進展を遅らせ生存を延長し、適格例を移植へつなぐことである。などを中心に、を検討する。が唯一ので、年齢だけでなく併存症、、遺伝学的リスク、ドナーを総合して適応を決める。

まとめ

  • MDSはクローン性による血球減少と異形成を特徴とする。
  • 可逆的血球減少を除外し、骨髄形態・芽球・染色体・分子異常を統合して診断する。
  • 低リスクでは血球減少の改善、高リスクでは疾患修飾とHSCTを治療軸とする。