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Neurology · G1-20

自発性くも膜下出血の診断・治療・予後

G1-20: Diagnosis, treatment and prognosis of spontaneous subarachnoid hemorrhage

前提:病態
頭蓋内出血
前提:正常
中枢神経・神経解剖:血液供給
疾患
くも膜下出血
検査値
髄液検査
スコア
Fisher分類Hunt and Hess分類WFNS分類

🧠 全体像を除外するまで救急である。出血確認、動脈瘤の早期閉鎖、水頭症の監視が治療の柱となる。

flowchart TD
 A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='thunderclap headache'>雷鳴頭痛</span>・意識障害"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='unenhanced imaging'>非造影</span>頭部CT"]
 B --> C["SAHを確認:CTAで原因検索"]
 C --> D["コイル塞栓または<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Clipping'>クリッピング</span>で早期閉鎖"]
 D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='nimodipine'>ニモジピン</span>・神経<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intensive care'>集中治療</span>"]
 E --> F["再出血・水頭症・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='delayed cerebral ischemia'>遅発性脳虚血</span>を監視"]
  • CTが陰性でも臨床的疑いが残れば、発症時刻・CT品質を考慮してCTAやを選ぶ。
  • 動脈瘤はまたはで閉鎖する。選択は形態・部位・患者背景で決める。
  • リスク低減に用いる。資料の(予防的)は現行標準ではなく、維持を基本とする。

診断から原因閉鎖まで

段階 行うこと
症候の 、嘔吐、、視覚症状、新規発作を緊急所見として扱う
出血の確認 をまず行う。CTが陰性でも疑いが残る場合は発症からの時間と検査条件を踏まえ、髄液中の血液・を含め追加評価する
出血源の検索 CTAまたはMRAで動脈瘤/AVMを探す。不明確ならDSAで詳細に評価し、治療計画にも用いる
重症度評価 Hunt–Hess分類は臨床症候をI〜V、はCT上の血液量を示す。どちらも単独で予後を決めるものではない

初期治療の優先順位

  1. 気道・換気・循環を安定化し、鎮痛、、興奮の制御と反復診察を行う。
  2. 動脈瘤閉鎖前は再出血を避けつつを保つよう血圧を個別に管理し、またはを早期に行う。
  3. を用い、を保つ。遅発性神経悪化ではだけでなく、低酸素、感染、水頭症、再出血、代謝異常も再評価する。
  4. を、頭蓋内圧亢進は頭位・鎮静・等を病態に応じて用いる。

重症度・合併症・予後

項目 内容
Hunt–Hess分類 臨床的重症度をI(軽い頭痛)〜V(昏睡)で表す歴史的尺度
初回CT上の血液量からリスクをみる歴史的尺度
再出血 動脈瘤が閉鎖されるまで特に早期に危険。血圧・鎮痛・早期閉鎖を含む集中管理が必要
水頭症 血液で髄液循環が閉塞し、必要なら、慢性例ではシャントを考慮
悪化を反復診察・必要時TCD等で監視し、と個別化されたを行う

には記憶・注意の障害、身体障害、不安・抑うつが残りうる。年齢、初期、出血量、再出血・水頭症・が予後を左右する。

初期管理の内訳

  • ABCを安定化し、意識低下・換気不全では気道保護を行う。
  • 疼痛、嘔吐、興奮を治療し、を損なわない範囲で血圧を管理する。
  • 発作は治療する。全例への長期予防的は利益と副作用を個別に比較する。
  • 頭蓋内圧亢進では頭位、鎮静、を病態に応じて用いる。
  • は低侵襲で、は解剖学的に適した動脈瘤で確実な閉鎖を得る選択肢となる。

まとめ

  • 、嘔吐、意識低下を見たらSAHを迅速に検索する。
  • 予後は初期重症度、再出血、、水頭症に左右される。