Oncology

Oncology · II-21

陰茎・精巣・腎腫瘍の疫学・病因・組織・病期・症状・診断

Epidemiology, etiology, histology, staging, symptoms and diagnosis of penile, testicular and kidney tumours

前提:病態
パピローマウイルス(HPV)精巣腫瘍腎腫瘍
前提:正常
細胞の酸素感知機構;低酸素への適応
疾患
腎細胞癌精巣腫瘍

🧠 全体像は皮膚・粘膜病変と鼠径リンパ節、精巣癌は若年者の無痛性腫瘤とは偶発性と造影CTが診断の入口となる。3者はが異なり、疑いでは経陰嚢生検を行わない。

陰茎癌

先進国ではまれで、主な危険因子は、慢性、喫煙、免疫抑制、HPV16/18感染である。多くは扁平上皮癌で、HPV関連型と非HPV関連型がある。となる。

  • 症状:硬い腫瘤、潰瘍、出血、悪臭ある分泌、包皮下の掻痒・灼熱感
  • 診断:陰茎全体と両側鼠径リンパ節を診察し、を生検
  • 病期:海綿体・尿道・隣接臓器への浸潤、鼠径/節、遠隔転移をTNMで評価

触知鼠径リンパ節は炎症性腫大のこともあるが、抗菌薬だけで長期経過観察せず、画像・などで評価する。

精巣腫瘍

は若年成人に多い。、精巣癌既往、家族歴、が危険因子である。

組織型 特徴・マーカー
放射線・化学療法感受性が高い。AFPは上昇しない
侵襲性が高く、AFPまたはβ-hCG上昇を伴いうる
AFPを産生
β-hCG高値、早期
成分が残ることがある

無痛性精巣腫大・が典型で、疼痛や様症状もある。陰嚢超音波で精巣内病変を確認し、治療前にAFP、β-hCG、LDHを測定する。胸腹骨盤CTで病期を評価する。

⚠️ 疑いでは・経陰嚢切開を避ける。標準はで診断と局所治療を兼ねる。AFP高値なら純粋として扱わない。

腎細胞癌

危険因子は喫煙、肥満、高血圧、・長期透析後の後天性嚢胞性腎疾患である。VHL病、遺伝性RCC、などの遺伝性RCCを若年・両側・多発例で疑う。

組織型 特徴
clear cell RCC 最多。VHL/HIF経路が中心
papillary RCC MET関連を含む。非
RCC 比較的良好な経過が多い

多くは画像でされる。痛、腫瘤のがそろうのは進行例である。発熱、体重減少、貧血/、高Ca血症、高血圧などのもある。

造影CTまたはMRIで腫瘍、・下大静脈腫瘍栓、リンパ節、対側腎を評価し、胸部画像で肺転移を検索する。生検は画像だけで診断困難な場合、ablation前、全身治療前など、結果が管理を変えるときに行う。

flowchart TD
    A["泌尿生殖器腫瘤"] --> B{"発生部位"}
    B --> C["陰茎:<span class='jp-term jp-term-diagram' title='primary tumor'>原発巣</span>生検+鼠径節評価"]
    B --> D["精巣:超音波+AFP/β-hCG/LDH"]
    D --> E["経陰嚢生検せず<span class='jp-term jp-term-diagram' title='groin'>鼠径部</span><span class='jp-term jp-term-diagram' title='high-riding testis'>高位精巣</span>摘除"]
    B --> F["腎:造影CT/MRI+胸部病期評価"]

まとめ

  • はSCCが多く、と鼠径リンパ節を別々に評価する。
  • では超音波・AFP/β-hCG/LDH後に摘除を行う。
  • RCCはが多く、造影画像で腫瘍栓・転移・腎温存可能性を評価する。