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Pediatrics · 2-39

急性喉頭蓋炎・細菌性気管炎・クループ

Epiglottitis, Bacterial Tracheitis and Croup

前提:病態
ヘモフィルス属黄色ブドウ球菌
前提:正常
喉頭・気管・気管支・肺
疾患
クループ・急性喉頭蓋炎・細菌性気管炎
症状
吸気性喘鳴流涎
画像所見
オメガ型喉頭蓋尖塔徴候母指徴候

🧠 小児のは上の徴候である。なら(tripod position)なら、高熱・・濃厚分泌物・治療不応ならを疑う。最重症例では検査より気道確保を優先する。

鑑別

特徴
発症 急速 ウイルス感染後に急速悪化 後、夜間に悪化しやすい
目立たない 強い咳、濃厚分泌物
声・嚥下 こもった声、 嗄声、分泌物 嗄声
全身 高熱、 高熱、 多くは全身状態が比較的良い
治療反応 治療で改善しない アドレナリンで不十分 アドレナリンで一時改善、ステロイドで持続改善
気管内の炎症・

急性喉頭蓋炎

によりHaemophilus influenzae type b による小児例は激減し、現在の主なStaphylococcus aureusStreptococcus pneumoniaeへ移っている。非莢膜型H. influenzaeはワクチン接種児にも起こり得るため、接種歴を理由に本症を否定しない。

  • 児を興奮させず楽な姿勢のまま、保護者とともに酸素を近づける。仰臥位を強制しない。
  • 不安定例でによる咽頭診察、、X線のため気道確保を遅らせない。
  • 麻酔科、耳鼻科、小児を招集し、手術室など管理環境で自発呼吸を保ちながらを準備する。も準備する。
  • 気道確保後に血液培養などを採り、第三世代を基本に抗菌薬を投与する。現在の分布を踏まえ、地域のMRSA分離率が高い場合やが強い例ではバンコマイシンまたはクリンダマイシンの併用を検討し、培養で化する。

細菌性気管炎

黄色ブドウ球菌、S. pneumoniaeなどにより気管粘膜がし、厚いが気道を閉塞する。

  • 吸引可能な太いで気道を確保し、頻回吸引・加湿・を行う。
  • 内視鏡で濃厚分泌物と炎症を確認し、培養を採る。
  • MRSAを含むブドウ球菌と呼吸器病原菌をカバーするを開始し、培養で化する。

クループ

は主になどによるで、6か月〜3歳に多い。通常は、嗄声、から臨床診断し、X線やをルーチンに行わない。

重症度 所見 治療
軽症 なし 全例に単回。落ち着かせ、水分を保つ
中等症 があるが意識・換気は保たれる アドレナリン、観察
重症 著明な、換気低下 アドレナリン反復、酸素、熟練者による気道準備、PICU
傾眠、チアノーゼ、換気音低下、喘鳴消失 バッグ換気・挿管を含む蘇生。小径を準備

アドレナリン後は効果消失によるを観察する。加湿・の有効性は一貫せず、ステロイドの代替にはならない。「直腸ステロイドのみ」「点数だけで入院」という固定ルールは用いず、臨床反応と再受診可能性を含め判断する。

まとめ

  • の児を興奮させず、では気道チームを先に呼ぶ。
  • は濃厚分泌物による閉塞のため、気道確保・吸引・抗菌薬が必要である。
  • は重症度を問わず単回ステロイドを投与する。
  • 以上ではアドレナリンと治療後観察を行う。