Pediatrics

Pediatrics · 3-14

小児行動・神経発達症:自閉スペクトラム症・ADHD・チック症

Childhood Behavioral Disorders: Autism Spectrum Disorder, ADHD and Tic Disorders

前提:正常
アドレナリン受容体;各臓器におけるアドレナリン/ノルアドレナリン作用の分子機構;ドパミンとセロトニンの合成と代謝;輸送体と受容体の性質;パーキンソン病の生化学的基盤;グルタミン酸受容体とGABA受容体
疾患
チック症(トゥレット症候群)自閉スペクトラム症注意欠如・多動症(ADHD)

🧠 全体像:診断名より、家庭・学校・対人場面で何が困難かを複数情報源からし、環境調整と発達支援を治療の土台にする。

自閉スペクトラム症

・相互作用の持続的困難と、・興味・感覚特性を早期発達期から示す。旧来の自閉症、Asperger障害などはスペクトラムに統合されている。

  • 会話の相互性、非言語的、関係形成を評価する。
  • への固執、限局した興味、を確認する。
  • 聴力、言語、知的能力、てんかん、睡眠、摂食、遺伝性疾患を評価する。
  • 早期発達支援、言語・、教育調整、保護者支援を個別化する。などは重度のに用いることがあるが、中核特性を「治す」薬ではない。

注意欠如・多動症

および/または多動・が発達水準に不相応で、12歳以前から複数場面に存在し機能障害を起こす。17歳未満は各領域6症状以上、17歳以上は5症状以上が目安である。

チック症・トゥレット症

は反復性の運動または発声で、と一時的抑制を伴うことがある。Tourette症は複数と1つ以上のが1年以上持続し、18歳未満に発症する。は一部にすぎない。

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='tic'>チック</span>を確認"] --> B["期間・運動/音声・生活障害を評価"]
    B --> C["ADHD・OCD・不安・睡眠を評価"]
    C --> D{"本人の困難が大きい"}
    D -->|"いいえ"| E["教育・経過観察"]
    D -->|"はい"| F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='tic'>チック</span>の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='comprehensive behavioral intervention for tics (CBIT)'>包括的行動的介入</span>"]
    F --> G["必要時α2作動薬・抗ドパミン薬など"]

まとめ

  • ASD・ADHD・は併存しうる。
  • 複数場面での機能障害を診断の中心に置く。
  • 支援は本人の特性と生活目標に合わせ、薬物療法のみで完結させない。