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Drug Atlas · B26 Antihistamines / 抗ヒスタミン薬 · 必修

ディメティンデン

dimetinden

分類
Antihistamines / 抗ヒスタミン薬
商品名(EU)
Fenistil
科目
Pharmacology
トピック
B26: Histamine and antihistamines
承認適応
アレルギー性鼻炎蕁麻疹水痘に伴う掻痒(小児)
副作用
傾眠

🧠 全体像と同じ第1世代H1遮断薬(鎮静性・抗コリン性)で、機序・注意点・副作用のプロファイルはほぼ重なる。分ける一点は(Fenistilゲル)が広く使われていること——・軽度の掻痒に局所塗布で対応できる、この群では珍しい剤形を持つ。

クロロピラミンとの違い

項目
剤形 経口・筋注・静注 経口(ドロップ剤含む)+
主な使いどころ 急性アレルギー反応の非、蕁麻疹・鼻炎 ・軽度の掻痒への外用、小児のドロップ剤による
全身性の鎮静・ あり あり(外用ゲルではが限られは小さい
機序・受容体プロファイル H1遮断+抗コリン 同じ(H1遮断+抗コリン)

外用ゲルは「局所で完結する第1世代抗ヒスタミン薬」という珍しい立ち位置。 経口・非経口の第1世代薬は必ず全身性の鎮静・を伴うが、のゲル製剤は皮膚から吸収される量が限られるため、や小範囲の掻痒に対して全身性の眠気を最小限に抑えながら使える。ただし広範囲・長期の外用や小児での過量使用ではできなくなる点に注意する。

適応・用法

現行のEU添付文書(Fenistil Tropfen/Dragees)による適応は、ヒスタミン性掻痒、水痘に伴う幼児の掻痒、6歳超の蕁麻疹である1

領域 使いどころ
・軽度の掻痒への外用ゲル塗布
耳鼻科・小児科 蕁麻疹への(ドロップ剤は小児でもしやすい)

経口では成人1回1 mg前後を1日3回、外用ゲルは患部に1日2〜4回塗布するレジメンが代表的。実際の用量は施設のプロトコル・添付文書で確認する。

⚠️ 現行の・蕁麻疹ガイドライン(ARIA)は、鎮静性の経口第1世代抗ヒスタミン薬を避け、の第2世代H1拮抗薬((デス)(レボ)など)を第一選択とするよう推奨している2のような第1世代薬は、外用ゲルなど鎮静を避けたい局所使用や、第2世代が使いにくい場面の選択肢という位置づけになる。

禁忌・注意・副作用

  • 禁忌:本剤・添加物への過敏症、1歳未満の乳児(ドロップ剤)/3歳未満の小児(13
  • ⚠️ )と緑内障(特に閉塞隅角型)は、現行のEU添付文書ではではなく「慎重投与」に区分される。 により尿閉悪化・のリスクがあるため、他の抗ヒスタミン薬と同様に注意して使う13
  • など他のを持つ薬剤との併用では、これらのリスクが加算的に上がる3
  • ではと同様にがあり、自動車運転などの危険作業を避ける
  • 外用ゲルは広範囲・長期使用・小児での過量使用を避ける(による全身性の眠気・のリスク)
  • 副作用:傾眠(高頻度、特に)、口渇(注意)、尿閉(重篤・まれ、時)

まとめ

  • と同じ第1世代H1遮断薬(鎮静性・抗コリン性)で、機序・注意点の骨格は共通。
  • 差分はの存在——・軽度の掻痒に局所塗布で対応でき、が限られるぶん全身性の眠気を抑えられる。
  • 適応はヒスタミン性掻痒・水痘に伴う掻痒・(6歳超)・蕁麻疹・
  • ・緑内障は現行のEU添付文書ではではなく慎重投与——による尿閉悪化・のリスクとして注意する。
  • ARIAなど現行ガイドラインは鎮静性の第1世代よりもの第2世代H1拮抗薬を第一選択としており、第1世代は外用など限られた場面の選択肢という位置づけになる。
  • 広範囲・長期の外用や小児での過量使用ではによるに注意する。

出典

  1. 1.Fenistil Tropfen (Dimetindenmaleat) — Fachinformation(Haleon Germany GmbH・2024)適応(4.1)は histaminbedingter Juckreiz(ヒスタミン性掻痒)、水痘に伴う幼児の掻痒、6歳超のアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、虫刺され。禁忌(4.3)は本剤過敏症と1歳未満の乳児のみで、緑内障・前立腺肥大症は4.4「特別な警告及び使用上の注意」に慎重投与として記載されており、4.3の絶対禁忌には含まれない閲覧 2026-08-03
  2. 2.Fenistil Dragees (Dimetindenmaleat) — Fachinformation(Haleon Germany GmbH・2024)錠剤(Dragees)でも禁忌(4.3)は本剤過敏症と3歳未満の小児のみ。緑内障・前立腺肥大症(膀胱頸部狭窄)は4.4の慎重投与に記載され、経口ゲル・ドロップ剤と同一の区分。抗コリン作用を持つ他剤(三環系抗うつ薬等)との併用でこれらのリスクが加算的に上がる旨も4.5に記載閲覧 2026-08-03
  3. 3.Next-generation Allergic Rhinitis and Its Impact on Asthma (ARIA) guidelines for allergic rhinitis based on GRADE and real-world evidence(ARIA (Allergic Rhinitis and its Impact on Asthma)・2019)経口第1世代抗ヒスタミン薬は鎮静性のため回避すべきとしており、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹の治療では非鎮静性の第2世代H1拮抗薬が第一選択に位置づけられる閲覧 2026-08-03