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Drug Atlas · A12 Analgesics / 鎮痛薬 · 必修

メタミゾール

metamizole

分類
Analgesics / 鎮痛薬
商品名(EU)
Novalgin
科目
Pharmacology
トピック
A12: NSAIDs
禁忌疾患
再生不良性貧血
副作用
低血圧皮疹
監視検査値
血算好中球絶対数
相互作用
クロザピン
原因となる疾患
再生不良性貧血

🧠 全体像)はで、抗炎症作用はほとんどなく、むしろ強力な・鎮痛作用とを特徴とする。COX阻害NSAIDsに共通する・腎障害・のリスクがほぼない一方、という独自のまれだが致死的リスクを持つ。このリスクの受け止め方が国によって正反対に分かれており、ドイツ・スペイン・ラテンアメリカ・ロシアではに使われる一方、日本・米国・英国・スウェーデン・オーストラリアなどでは販売されていない——同じ薬でも文化が国ごとにまったく違うことを象徴する薬でもある。

薬効群の中での位置づけ

古典的なNSAIDsのCOX阻害という枠組みには収まりきらない「」というカテゴリの薬。と同じく末梢の抗炎症作用がほぼない点は共通するが、の肝毒性を主なリスクとするのに対し、は用量に依存しないを主なリスクとする点で対照的。鎮痛力はより強く、内臓痛・疝痛へのも併せ持つため、他のが使いにくい重度の痛み・発熱の場面で選ばれる。

機序

中枢性の阻害に加え、内因性カンナビノイド系・の関与も示唆されており、詳細な機序はと同様に完全には解明されていない。末梢のCOX阻害が弱いため、末梢の抗炎症作用・がほとんど出ない。

⚠️ の機序は反応と考えられており、用量や投与期間とはに、まれに(多くは投与開始から数日〜数週で)突然発症しうる。 発生頻度は集団による差が大きいとされ、この不確実性そのものが国ごとの判断の違いを生んでいる。

適応

重度の痛み・発熱(他のが使用できない、または効果不十分な場合)。内臓痛・疝痛(など)に対するも特徴。

用法・用量

PO/IV/IM 500〜1,000 mgを1日最大4回(1日最大4 g程度)。施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 禁忌の既往・の既往、ピラゾロン過敏症、
  • ⚠️ の徴候(発熱・など)が出たら直ちに中止し血算を確認する。 頻度はまれだが致死的になりうるため、リスク・を患者ごとに検討する
  • 相互作用(いずれものリスクを持ち、併用でリスクがに高まる可能性があるため避ける)

副作用

頻度 内容
高頻度 発汗、口渇
注意 低血圧(特に急速静注時)、皮疹・過敏反応
重篤・まれ (まれだが致死的になりうる)、、アナフィラキシー

まとめ

  • 。末梢の抗炎症作用はほぼなく、を併せ持つ強力な
  • ・腎障害・といったCOX阻害NSAIDs共通のリスクがほぼない。
  • 最大のリスクは反応で、まれだが致死的になりうる。
  • 日本・米国・英国・スウェーデン・オーストラリアでは販売されていない一方、ドイツ・スペイン・ラテンアメリカ・ロシアではに使われる。
  • など他のリスクを持つ薬剤との併用は避ける。
  • 血算・好中球数のモニタリングが重要。