Pathology

Pathology · C/15

菌状息肉症/セザリー症候群/末梢T細胞リンパ腫

Mycosis fungoides, Sezary syndrome, Peripheral T-cell lymphoma

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High-yield / ポイント
応用トピック
皮膚T細胞リンパ腫非ホジキンリンパ腫非ホジキンリンパ腫

🧠 全体像)は緩徐に進行する腫瘍性CD4+ T細胞の疾患で、は皮膚に限局した病期(斑→局面→腫瘤)として進むのに対し、は同じ状T細胞が皮膚と血液の両方に出現する点が対比の軸。末梢T細胞リンパ腫は化学療法反応性やALK発現の有無で予後が大きく分かれる。

A)末梢T細胞リンパ腫

概要

  • T細胞・NK細胞表現型をもつ異質で進行性の腫瘍群
  • 多くの患者は成人
  • 通常は節外病変だが、リンパ節浸潤も起こる

臨床像

B)未分化大細胞型リンパ腫

概要

  • 進行性のT細胞・NK細胞リンパ腫
  • 腫瘍細胞は大型で未発達、非常に異常(=「未分化・anaplastic」)

ALCLの型

  • ALK陽性ALCL:異常T細胞がALK(未分化リンパ腫キナーゼ)タンパクを産生、、予後良好
  • ALK陰性ALCL:ALKタンパク欠如、同じく、予後不良
  • 関連ALCL:稀、周囲の乳房組織に発生、乳癌ではない
  • 原発性皮膚ALCL低悪性度のT細胞リンパ腫、皮膚に発生

臨床

  • :頸部、腋窩、鼠径
  • B症状を来しうる

C)菌状息肉症とセザリー症候群

概要

いずれも皮膚にみられる腫瘍性CD4+ T細胞からなる

  • 進行の遅い緩徐なリンパ腫

菌状息肉症

皮膚上で3段階を経て進行:

  1. → 境界不明瞭、は最小限
  2. 局面に濃密な
  3. 腫瘤の消失、隆起した結節
flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Patches'>斑</span><br>境界不明瞭、<span class='jp-term jp-term-diagram' title='lymphocytic infiltration'>リンパ球浸潤</span>は最小限"] --> B["局面<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='upper dermis'>上部真皮</span>に濃密な<span class='jp-term jp-term-diagram' title='lymphocytic infiltration'>リンパ球浸潤</span>"]
    B --> C["腫瘤<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='epidermotropism'>表皮向性</span>の消失、隆起した結節"]

組織像:

  • 腫瘍性T細胞による表皮・の浸潤
  • 細胞:をもつ小〜中型リンパ球
  • 進行に伴い:リンパ節・内臓への播種

セザリー症候群

  • 頻度は低い、皮膚と血液の両方を侵す
  • 特徴:腫脹したリンパ節+強く赤く痒い皮疹
  • (Sézary cells)皮膚と末梢血の両方にみられる状のT細胞

💡 ポイント: PTCL = 進行性のT/NK腫瘍、化学療法反応不良、5年生存約30%、B症状。ALCL = 大型の未分化T細胞、ALK陽性 = 予後良好。 = 皮膚のCD4+ T細胞、段階:斑 → 局面 → 腫瘤、 = 皮膚+血液の病変。

まとめ

  • 末梢T細胞リンパ腫はT/NK細胞表現型の異質な進行性腫瘍群で、化学療法反応不良、5年生存約30%、B症状を伴うことが多い。
  • はALK陽性で予後良好、ALK陰性で予後不良という対比があり、関連ALCLは乳癌とは別の稀な病型。
  • はいずれも腫瘍性CD4+ T細胞による緩徐な
  • は斑→局面→腫瘤の3段階で進行し、をもつ小〜中型リンパ球が表皮・に浸潤する。
  • が皮膚と末梢血の両方にみられ、強く赤く痒い皮疹とリンパ節腫脹を呈する。