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Drug Atlas · A11 Opioids / オピオイド · 必修

オキシコドン

oxycodone

分類
Opioids / オピオイド
商品名(日本)
オキシコンチンオキノーム
商品名(EU)
OxyContinOxyNorm
科目
Pharmacology
トピック
A11: Opioids
禁忌疾患
イレウス・腸閉塞
副作用
便秘悪心傾眠
解毒薬
ナロキソン

🧠 全体像モルヒネとほぼ同格のだが、が高く効果が予測しやすいことが臨床での立ち位置を決めている。製剤と即放製剤の組み合わせでの両方をカバーできる設計が普及の理由であり、同時に米国オピオイド危機の象徴的薬剤としての歴史も持つ。

薬効群の中での位置づけ

)のなかでモルヒネと並ぶ代表格。モルヒネより経口吸収が良く(が高い)も比較的小さいため、経口でのがしやすい。されるはモルヒネほど問題にならないが、腎不全では代謝物の蓄積により眠気などの中枢症状が強まりうる。機序(→Gi/o→鎮痛・呼吸抑制・・便秘)はモルヒネの項を参照。

薬物動態

項目 値・特徴
約60〜90%(モルヒネより高く、での効果が予測しやすい)
代謝 CYP3A4(主)・CYP2D6(一部)で代謝。CYP2D6で)を生成するが寄与は小さい
排泄 代謝物として
半減期 約3〜4時間()。製剤あり

適応

領域 使いどころ
中等度〜重度の急性・慢性疼痛、
経口移行後の製剤)と(即放製剤)の組み合わせ

用法・用量

経口が基本。製剤でを行い、には即放製剤を追加する。オピオイド未使用者では低用量から開始する。実際の用量は適応・年齢・体重・腎肝機能・の有無で大きく変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • 禁忌イレウス・腸閉塞を含む、蠕動抑制で増悪・穿孔リスク)
  • CYP3A4阻害薬(、一部のマクロライド系など)との併用で血中濃度上昇のおそれ
  • ⚠️ 依存・乱用のリスクが高い薬剤の代表格。 製剤を砕いて非経口的に乱用すると急速な血中濃度上昇・につながるため、処方時のリスク評価と患者教育が重要

副作用

頻度 内容
高頻度 便秘悪心傾眠
重篤・まれ 呼吸抑制、依存・乱用

まとめ

  • はモルヒネと並ぶ)で、が高く効果が予測しやすい。
  • 機序はモルヒネと共通。CYP3A4・CYP2D6で代謝されるがの寄与は小さい。
  • 製剤()と即放製剤()を組み合わせる設計が広く使われる。
  • 依存・乱用リスクが高い薬剤の象徴であり、処方時のリスク評価と適切な保管指導が欠かせない。
  • イレウス・腸閉塞は禁忌。高頻度の副作用は便秘・悪心・傾眠で、重篤なものはの呼吸抑制。