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Drug Atlas · A7 Alpha-blockers / α遮断薬

テラゾシン

terazosin

分類
Alpha-blockers / α遮断薬
商品名(日本)
バソメット
商品名(EU)
Hytrin
科目
Pharmacology
トピック
A7: α-receptor antagonists
副作用
めまい低血圧持続勃起症
対象疾患
前立腺肥大症
原因となる疾患
術中虹彩緊張低下症候群

🧠 全体像(-zosin系)の「中間の子」で、(半減期が短い)と(最も長い)のあいだに位置する半減期を持ち、1日1回投与が可能な最初の-zosin系薬として登場した。機序・適応・副作用は両者とほぼ同じで、新しく覚えることはほとんどない

薬効群の中での位置づけ

薬剤 半減期 投与回数
約2〜3時間 1日2〜3回
約12時間 1日1回
約22時間 1日1回

機序・適応・副作用はと共通と考えてよい。 血管・前立腺/平滑筋のα1受容体をに遮断し、↓()との解除(BPH症状改善)を同時に起こす。詳しい機序図はを参照。

適応

領域 使いどころ
泌尿器 によるLUTS
循環器 高血圧症(本態性・腎性・によるものが。BPH合併例やへの追加として使う。単剤の第一選択ではない)1

用法・用量

日本の承認用法は1日1回投与ではなく1日2回のである点に注意する。高血圧症(本態性・腎性・による)では1日0.5 mg(1回0.25 mgを1日2回)から投与を開始し、効果が不十分な場合は1日1〜4 mgに漸増して1日2回に分割する(1日最高投与量8 mg)。に伴うでは1日1 mg(1回0.5 mgを1日2回)から開始し、1日2 mgに漸増して1日2回に分割する1。半減期は約12時間と長く的には1日1回投与も可能で、海外ではより高用量(1日1回、最大20 mg程度)で用いられることがあるが、日本国内の承認用法は上記のである。実際の用量は年齢・体重・腎肝機能でも変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

  • ⚠️ 初回投与時の・失神ほど顕著ではないが同様のリスクがあり、就寝前少量から開始する
  • との併用で血圧低下が増強しうる
  • 予定患者はのリスクがあり服用歴を申告する

副作用

頻度 内容
高頻度 めまい低血圧(起立性、特に初回投与時)、頭痛
注意 、鼻閉
重篤・まれ 、まれに

まとめ

  • 選択的α1拮抗薬(-zosin系)。機序・適応はとほぼ共通。
  • 半減期約12時間で、の中間に位置し的には1日1回投与が可能。ただし日本の承認用法は1日2回の(高血圧症は1日0.5〜4 mg、に伴うは1日1〜2 mgをそれぞれ1日2回に分割)である点に注意1
  • BPHのLUTS改善と、BPH合併高血圧への追加治療に使う。
  • 初回投与時の前の申告など-zosin系共通の注意点を持つ。

出典

  1. 1.バソメット錠0.25mg/0.5mg/1mg/2mg 医薬品インタビューフォーム(田辺ファーマ株式会社・2026)高血圧症(本態性・腎性・褐色細胞腫による)は1日0.5mg(1回0.25mgを1日2回)から開始し1日1〜4mgに漸増(1日2回分割、最高8mg/日)。前立腺肥大症に伴う排尿障害は1日1mg(1回0.5mgを1日2回)から開始し1日2mgに漸増(1日2回分割)。先発品ハイトラシンは販売終了、現行はバソメット閲覧 2026-08-03