Dermatology

Dermatology · 1-15

癜風

Pityriasis Versicolor

前提:病態
表在性・皮下真菌症
疾患
尋常性白斑癜風
検査値
KOH標本

🧠 全体像は、皮膚が菌糸型へ移行してで増殖するである。体幹の細かい鱗屑を伴うが特徴で、菌が消えても色調回復には数か月かかり得る。1

病態とリスク因子

は脂質を好む皮膚常在菌であり、高温多湿、脂性皮膚、発汗、免疫抑制、使用などで増殖しやすい。ヒトからヒトへ強く伝播する感染症ではない。1

菌が産生する物質や炎症がメラニン形成・分布へ影響するため、斑、、紅色斑など多彩な色調を示す。

臨床像

  • 上背部、、肩、頸部を中心に、境界比較的明瞭な斑・が多発融合する。
  • 表面にの細かい鱗屑があり、掻く・伸ばすと目立つ。
  • 淡い皮膚では淡褐色〜紅褐色、濃い皮膚ではに見えることが多い。
  • そう痒はないか軽度である。
  • 治療後も・高色素は数週〜数か月残るため、色が残るだけでと判断しない。

診断

の診断は通常、特徴的な臨床像に基づき、などは補助的に用いる。1

検査 所見
短い菌糸と円形酵母が混在する「スパゲッティと」像
黄白色〜金色・橙色の蛍光を示し得るが、陰性でも除外できない
臨床診断 分布、色調、細かい鱗屑、再発歴を統合

⚠️ 青緑色蛍光はの典型ではない。は珊瑚紅色、緑膿菌は緑色蛍光など、疾患により色が異なる。

鑑別には尋常性、炎症後色素低下、、白色粃糠疹、がある。

治療

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pityriasis versicolor (tinea versicolor)'>癜風</span>を診断"] --> B{"限局〜通常範囲か"}
    B -->|"はい"| C["外用抗真菌薬または硫化<span class='jp-term jp-term-diagram' title='selenium'>セレン</span>"]
    B -->|"広範・頻回再発・外用不応"| D["禁忌・相互作用を確認し経口<span class='jp-term jp-term-diagram' title='azole'>アゾール</span>薬を検討"]
    C --> E["鱗屑や<span class='jp-term jp-term-diagram' title='active lesion'>活動性病変</span>の改善を確認"]
    D --> E
    E --> F["残る色素異常は時間をかけて回復"]
治療群 代表例・注意点
外用 シャンプー/、他の、硫化。通常は第一選択
経口 広範・再発・外用不応でまたはを選択例に使用
再発予防 高温多湿期に抗真菌シャンプーを間欠使用するなど個別に検討

外用抗真菌薬または硫化を通常の第一選択とし、は広範・再発・外用不応例に限定して相互作用や禁忌を確認する。1 経口に有効性が乏しい。経口は重篤な肝障害、薬物相互作用、副腎障害の危険があり、には使用しない。外用とは安全性の扱いが異なる。1

まとめ

  • は常在内増殖による、非伝染性に近いである。
  • 体幹の色調不同と細かい鱗屑、KOHで短い菌糸と酵母を確認する。
  • 第一選択は外用抗真菌薬または硫化で、広範・難治例のみ経口薬を検討する。
  • 経口は用いず、治癒後の色素異常が数か月残り得ることを説明する。

出典

  1. 1.Pityriasis Versicolor—A Narrative Review on the Diagnosis and Management(2023)癜風は通常、特徴的な臨床像から診断し、顕微鏡検査などは診断補助として用いることを確認した。閲覧 2026-08-13