Pathology

Pathology · B/27

先天性心疾患

Congenital heart diseases

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High-yield / ポイント
応用トピック
心房・心室中隔欠損と先天性心疾患非チアノーゼ性先天性心疾患チアノーゼ性先天性心疾患
疾患
大動脈縮窄動脈管開存症
画像所見
肋骨切痕

🧠 全体像は血流の向きで3群(左→右シャント、右→左シャント、閉塞性)に整理すると理解しやすく、チアノーゼの有無・出現時期がそのまま分類の手がかりになる。左→右シャントは最初はチアノーゼがなくても、肺血管の慢性変化でシャントが逆転すればとして遅発性チアノーゼに転じる——この「逆転する前に治す」という時間軸がの核心。

概念

は出生時に存在する心臓・大血管の異常で、多くはの異常(3〜8週)による。約90%は原因不明。危険因子に先天性風疹アルコール、喫煙、染色体異常(13/18/Turner症候群)、家族性がある。

機能的な3群:左→右シャント右→左シャント閉塞

左→右シャント(チアノーゼは遅発・なし)

が肺へ容量・肺高血圧。慢性化すると肺血管内膜の肥厚がシャントを逆転 → (右→左となり 遅発性チアノーゼ、治癒不能)。逆転前に修復すること。

flowchart TD
    A["左→右シャント<br>(ASD・VSD・PDA)"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='oxygenated blood'>酸素化血</span>が肺へ<span class='jp-term jp-term-diagram' title='recycling'>再循環</span>"]
    B --> C["容量・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='pressure overload'>圧負荷</span>"]
    C --> D["肺高血圧"]
    D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='right ventricular hypertrophy'>右室肥大</span>"]
    E --> F["肺血管内膜の肥厚が進行"]
    F --> G["シャントが逆転(右→左)"]
    G --> H["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Eisenmenger syndrome'>Eisenmenger症候群</span><br>遅発性チアノーゼ・治癒不能"]
欠損 要点
ASD( (90%)、のリスク
VSD( 最も多い。(90%、単独なら「Roger病」)、ジェット病変 → 心内膜炎リスク
PDA( 動脈管が閉じない(通常はO₂増加・PGE₂減少で閉じる)、大動脈 → 肺動脈

右→左シャント(早期チアノーゼ —「ブルーベビー」)

が肺を迂回 → 出生時からチアノーゼ。慢性低酸素 → (肥大性骨)、

  • — 4徴:VSD、。重症度はに相関(「ピンク」と「ブルー」)。
  • — 大動脈が右室から、が左室から。混合(PDA//VSD)がなければ生存不能。
  • — 単一の大動脈+VSD。

閉塞性病変

  • (最多):乳児型・(下半身チアノーゼ、PDA依存性)と成人型・(上肢高血圧、下肢低血圧、脳卒中のリスク)。
  • ほかに大動脈弁・閉鎖

💡 ポイント: 左→右シャント(ASD、VSD、PDA) = 遅発・なしのチアノーゼ → Eisenmengerリスク(シャント逆転 → 遅発性チアノーゼ)。右→左シャント(ファロー四徴、TGA、早期チアノーゼ」。ファロー = VSD+ 縮窄: (乳児)と(上肢高血圧)。誘因:風疹、トリソミー、Turner。

まとめ

  • は血流の向きで左→右シャント、右→左シャント、閉塞性の3群に分けて理解する。
  • 左→右シャント(ASD、VSD、PDA)はチアノーゼが遅発・なしだが、慢性化すると肺血管内膜の肥厚でシャントが逆転し、(遅発性チアノーゼ、治癒不能)に至る。
  • 右→左シャント()は出生時からのチアノーゼ(「」)を来し、慢性低酸素でを伴う。
  • の代表はで、乳児型・(PDA依存性)と成人型・(上肢高血圧)に分かれる。
  • 危険因子は先天性風疹、アルコール、喫煙、染色体異常(13/18/、Turner症候群)。