Pediatrics

Pediatrics · 2-15

小児の外性器・内性器救急

Emergencies of the External and Internal Genitals

前提:正常
生殖器系の発生骨盤内臓
疾患
精巣捻転・卵巣捻転
画像所見
渦巻き徴候
スコア
TWISTスコア

🧠 全体像・片側下腹部痛では捻転による虚血を最優先し、が見えても臨床疑いが高ければ外科診察を遅らせない。

精巣捻転

精索が捻れ、まず静脈還流、次いで動脈血流が障害される。新生児の鞘外捻転と思春期の鞘内捻転が多い。

  • 突然の強い片側陰嚢痛、悪心・嘔吐、精巣、消失を認める。
  • は感度・特異度が不十分で、除外に使わない。
  • 診断は臨床が中心。は血流低下、精索のき、精巣腫大を示すが、手術を遅らせてはならない。
  • 直ちに捻転解除・両側精巣固定を行い、壊死精巣のみ摘除する。は手術までの橋渡しで、成功しても固定術が必要である。

⚠️ 救済率は時間とともに急低下する。「6〜12時間後に不可逆」と待つのではなく、疑った時点で緊急手術経路へ乗せる。

卵巣・付属器捻転

卵巣・卵管が支持組織周囲に捻れ、片側下腹部・、悪心・嘔吐を起こす。卵巣嚢胞・腫瘤、既往、がリスクだが、正常卵巣にも生じる。

  • 超音波で腫大・浮腫卵巣、した卵胞、捻れたを認める。
  • 動脈血流が保たれていても二重血流支配のため否定できない。
  • に捻転解除し、外観が暗色でも卵巣温存を原則とする。固定術は再発リスクに応じ個別化する。

異所性妊娠

思春期患者の無月経、片側痛、性器出血、失神では妊娠可能性を本人の安全とプライバシーに配慮して評価する。血清β-hCGとに解釈し、破裂・循環不安定なら緊急手術、安定・未破裂の適格例ではメトトレキサートを検討する。

嵌頓包茎

した包皮が状溝で締まり、疼痛・浮腫・うっ血を起こす。

  1. 鎮痛・を行い浮腫を減らす。
  2. 亀頭を圧迫しながら包皮を前方へ戻す。
  3. 失敗または虚血があれば背面切開・を行う。

Fournier壊疽

会陰の多菌種性で、免疫不全、糖尿病、外傷・手術がリスクとなる。疼痛が見た目より強い、急速な紅斑・腫脹・壊死、敗血症を認める。

flowchart TD
    A["会陰<span class='jp-term jp-term-diagram' title='necrotizing infection'>壊死性感染</span>を疑う"] --> B["敗血症蘇生・血液培養"]
    B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='broad-spectrum antibiotics'>広域抗菌薬</span>を直ちに開始"]
    C --> D["画像で手術を遅らせず緊急<span class='jp-term jp-term-diagram' title='debridement'>デブリードマン</span>"]
    D --> E["反復手術・創管理・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intensive care'>集中治療</span>"]

メトロニダゾールアンピシリンなどの固定処方ではなく、MRSA、グラム陰性菌、嫌気性菌を含むに従う。

その他

病態 手掛かり 対応
掻痒、発赤、 刺激回避・衛生を基本に、異物・・虐待を含め原因を評価し、病原体に応じ治療
、尿閉、青紫色に膨隆する、膣留血 超音波評価後に十字切開・切開術

まとめ

  • 精巣・で、画像待ちによる遅延を避ける。
  • 卵巣は外観不良でも温存を基本とする。
  • 会陰は抗菌薬と緊急を同時並行で行う。