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Drug Atlas · C12 Antibiotics / 抗菌薬

エラバサイクリン

eravacyclin

分類
Antibiotics / 抗菌薬
商品名(EU)
Xerava
科目
Pharmacology
トピック
C12: Tetracyclines and glycylcyclines
承認適応
腹膜炎・消化管穿孔
標的微生物
Escherichia coliKlebsiella pneumoniaeEnterococcus faeciumAcinetobacter baumanniiBacteroides fragilis
副作用
悪心嘔吐
相互作用
リファンピシン

🧠 全体像と同じ(テトラサイクリン骨格をしてを回避する拡張版30S阻害薬)を持つだが、に絞られ、が背負う上昇のFDAのを持たないという2点で区別される。

チゲサイクリンとの違い

比較軸
系統 glycylcycline fluorocycline
のみ
FDAの あり(上昇) なし
MRSA・VREカバー 適応として確立 in vitro活性はあるが

💡 両剤とも「機序()を回避する」という同じ設計を共有する。後の安全性データがより少ないぶん、に絞って認可されたと理解すると位置づけが掴みやすい。機序・の詳細(30S阻害・・IV専用・胆汁排泄中心)はのノートを参照。

適応・用法

(MDR菌を含む)に限られた適応で、EU添付文書では成人にのみ承認されている1。二次性・などcIAIに含まれる病態を広く指す。ESBL産生腸内細菌科・Acinetobacterなどのが疑われる場合の選択肢となる。IVで1 mg/kgを12時間ごと、4〜14日間投与するのが標準用量1。施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意・副作用

  • 禁忌:テトラサイクリン系薬剤への過敏症、妊娠(特に第2・第3三半期は胎児の歯牙形成・骨化に影響しうるため回避)、8歳未満の小児
  • 共通のテトラサイクリン系副作用(、小児での)にも留意する
  • ⚠️ Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)には——と同様
  • に共通するリスクとしてClostridioides difficile関連下痢症に注意する1
  • (PT/aPTT延長)が報告されており、抗凝固薬併用例ではモニタリングする1
  • リファンピシンなど強力なCYP3A4を併用する場合は代謝が促進されるため、用量を1.5 mg/kgへ増量する1
  • 膵炎(まれ)の報告があり、疑われれば投与を中止する
  • 高頻度:悪心嘔吐
  • 注意:注射部位反応(を含む)

まとめ

  • 系。と同じ「機序を回避する」を共有する。
  • 腹膜炎・消化管穿孔に含まれる二次性・など)のみに絞られ、EUでは成人限定。
  • が持つ上昇のFDAのは負わない。
  • 緑膿菌には。ESBL産生腸内細菌科・Acinetobacter・嫌気性菌・腸球菌を広くカバーする。
  • C. difficile関連下痢症・に注意し、強力なCYP3A4併用時は増量が必要。

出典

  1. 1.Xerava 100 mg powder for concentrate for solution for infusion - Summary of Product Characteristics(electronic medicines compendium (emc), UK・2024)承認適応は成人の複雑性腹腔内感染(cIAI)のみで、二次性・三次性腹膜炎を扱うdiseases/peritonitisが対応する疾患ノートであることを確認した。あわせてClostridioides difficile関連下痢症・凝固能異常(PT/aPTT延長)のリスク、強力なCYP3A4誘導薬(リファンピシン等)併用時は1.5 mg/kgへの増量を要することを確認した閲覧 2026-08-03