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Drug Atlas · A11 Opioids / オピオイド

ナルデメディン

naldemedin

分類
Opioids / オピオイド
商品名(日本)
スインプロイク
科目
Pharmacology
トピック
A11: Opioids
禁忌疾患
イレウス・腸閉塞
副作用
腹痛下痢
相互作用
イトラコナゾールシクロスポリンフルコナゾールリファンピシン

🧠 全体像と同じPAMORA()に属し、狙いも機序もほぼ同一——腸管のだけを遮断し、鎮痛は温存したままを解除する。違いは経口の1日1回投与で使える点にあり、注射剤中心のより外来での使い勝手がよい。

薬効群の中での位置づけ

拮抗薬グループの末梢性サブグループでと並ぶ。機序(腸管の末梢に拮抗し、血液脳関門を通らないため中枢の鎮痛効果は温存する)は共通のため、詳細はの項を参照。

薬物動態

項目 値・特徴
経口(1日1回)
分布 極性が高く血液脳関門をほぼ通過しない
排泄 主に糞便中排泄

適応

領域 使いどころ
・慢性疼痛 。経口・1日1回で外来管理に向く。EUのRizmoicは適応を「以前に下剤による治療を受けた」患者に限るが1、日本のスインプロイクの効能・効果は「症」のみで下剤前治療は要件になっていない2

適応(症)は疾患名というより症状ベースの臨床的概念で、疾患コレクションに独立ノートは無く症状ノート便秘内で扱われている。indicationDiseases に対応する疾患名は無いため空欄のままとする。

用法・用量

経口で1日1回投与する。実際の用量は適応・年齢・腎肝機能で変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意

副作用

頻度 内容
高頻度 腹痛下痢(重度の場合は脱水に至ることがある)2
重篤・まれ 消化管穿孔(海外での類薬投与による死亡報告に基づく注意)、症候群2

まとめ

  • と同じPAMORA()で、機序・目的は共通。
  • 経口・1日1回投与という点が、注射剤中心のとの主な使い分けになる。
  • イレウス・腸閉塞またはその疑い、既往で再発リスクの高い患者は禁忌。
  • CYP3A4・P糖蛋白の基質のため、等)で作用増強、誘導剤(リファンピシン等)で作用減弱のおそれがある。
  • 血液脳関門が機能していない患者では症候群や鎮痛効果の減弱を起こしうる。

出典

  1. 1.Rizmoic 200 micrograms film-coated tablets - Summary of Product Characteristics (SmPC)(electronic medicines compendium (emc), UK・2025)適応(4.1)は「以前に下剤による治療を受けたオピオイド誘発性便秘症(OIC)の成人患者」であること。禁忌(4.3)は過敏症と、消化管閉塞・穿孔またはその疑い・再発リスクの高い患者であること閲覧 2026-08-03
  2. 2.スインプロイク錠0.2mg(ナルデメジントシル酸塩)添付文書(塩野義製薬株式会社(PMDA承認の医療用医薬品添付文書)・2022)効能・効果は「オピオイド誘発性便秘症」のみで、EUのRizmoicと異なり下剤前治療は要件になっていないこと。禁忌は過敏症と消化管閉塞・疑い・既往で再発リスクの高い患者。8.2にオピオイド離脱症候群のリスク、10.2の併用注意にCYP3A阻害剤(イトラコナゾール・フルコナゾール等)・CYP3A誘導剤(リファンピシン等)・P-糖蛋白阻害剤(シクロスポリン等)を含むこと閲覧 2026-08-03