薬剤ノート一覧へ

Drug Atlas · B3 Other / その他

ウリジントリアセタート

uridine triacetate

分類
Other / その他
科目
Pharmacology
トピック
B31: Drugs used in cancer treatment I (antimetabolites)
副作用
嘔吐悪心下痢
対象薬
カペシタビンフルオロウラシル

🧠 全体像:ウリジントリアセタート(VISTOGARD)は、(5-FU)またはの・重篤な早期毒性に対する緊急であり、この適応で承認されているのは米国である(2015年12月11日承認)12。⚠️ 「がある」と覚えるときは、どの国の話かまで一緒に覚える——の中央審査の品目一覧には収載が無く、PMDAは本剤を国内未承認の一覧に掲げている(後述の「国ごとの承認状況」)。⚠️ はのではない——むしろの効果を増強する側であり、この対比こそがウリジントリアセタートを覚える最大のポイントになる。⚠️ の別薬「XURIDEN」と混同しない。 ・機序は同じウリジントリアセタートでも、XURIDENは遺伝性という別のに対するなウリジン補充療法であり、適応も用法もVISTOGARDとはまったく別物である。

薬効群の中での位置づけ

薬剤 標的とする毒性 位置づけ
メトトレキサートなどの毒性 「救済」(DHFRを経由せずを補充)。に対しては逆に毒性を増強する
ウリジントリアセタート(VISTOGARD) ・の/重篤な早期毒性 米国で承認されている緊急。ピリミジン代謝経路でと競合する
ウリジントリアセタート(XURIDEN、同一成分・別製品) 遺伝性(合成酵素=UMPSの欠損) なウリジン補充療法。毒性とは

⭐ 同じ分子が、投与する疾患によってまったく別の薬として承認されている。 VISTOGARDとXURIDENはもされてウリジンになるという機序も同一だが、適応・用法・承認の文脈が完全に独立している——この構造そのものが試験で問われやすい。

国ごとの承認状況

⚠️ 「にはがある」という一文は、国を書かないと誤りになる。 以下は2026年9月17日に自分で各国の資料に当たって確かめた範囲である。

地域 確かめた資料 分かったこと
米国 VISTOGARDの添付文書(DailyMed、Revised: 10/2023)と、米国審査官による承認要約 承認されている。 2015年12月11日に、および早期発症の重篤毒性への緊急治療として承認された12
EU EMAが自サイトから自動生成している医薬品一覧(Authorised だけでなく Withdrawn・Refused・Expired・Suspended も含む) 中央審査の品目一覧に収載が無い(陽性対照の trifluridine;tipiracil は収載)3。加盟国の登録簿も、スペインAEMPS CIMA(practiv1=uridina triacetato と triacetato de uridina がいずれも0件、は31件)・ハンガリーOGYÉIの医薬品データベースの一覧(uridin に当たるのはとセダズリジンだけ、は収載)・フランスBDPMの成分ファイル(URIDINE はの3行のみ)・英国emc(uridine triacetate で0件、は6件)とも、本剤の製品を返さなかった(いずれも今回の実測で、出典に立てられる文書ではない)
日本 PMDAの未承認薬データベースと、厚労省の基準収載品目リスト PMDAは本剤を、米国で承認され国内未承認の新として一覧に掲げている(効能欄はXURIDENとVISTOGARDの両方を載せる)4。基準収載品目リスト(令和8年8月13日適用)の内用薬・注射薬・外用薬のいずれにも収載が無い5

⚠️ 数か国の登録簿で0件だったことは、「全域に承認が無い」ことの証明にはならない。 上の表で言えるのは、EMAの中央審査の枠に品目が無く、確かめた4か国の登録簿には製品が見つからなかったところまでである。

⚠️ 基準収載品目リストは「保険診療で算定できる医薬品の一覧」であって、承認の有無も入手可能性も示さない5。日本について「未承認」と書ける根拠は、PMDAの未承認薬データベースの側にある(ただし同データベース自身が「承認状況等を保証するものではない」と注記しており、当該行の調査日は2018年2月21日である)4。

機序

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='fluorouracil'>5-フルオロウラシル</span>(<span class='jp-term jp-term-diagram' title='5-fluorouracil'>5-FU</span>)<span class='jp-term jp-term-diagram' title='overdose'>過量投与</span>"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='5-fluorouracil'>5-FU</span>がFUTP(フルオロウリジン三リン酸)へ代謝される"]
    B --> C["FUTPが<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ribonucleic acid'>RNA</span>へ誤って取り込まれる"]
    C --> D["正常細胞・腫瘍細胞を問わず致死的な細胞傷害"]
    E["ウリジントリアセタートを<span class='jp-term jp-term-diagram' title='oral'>経口投与</span>"] --> F["全身の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='nonspecific esterase'>非特異的エステラーゼ</span>で<span class='jp-term jp-term-diagram' title='deacetylation'>脱アセチル化</span>"]
    F --> G["血中ウリジン濃度が急速かつ大幅に上昇"]
    G --> H["ウリジンがUTP(ウリジン三リン酸)へ代謝される"]
    H --> I["UTPがFUTPと<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ribonucleic acid'>RNA</span>への取り込みを<span class='jp-term jp-term-diagram' title='competitive'>競合的</span>に阻害"]
    I --> J["FUTPによる細胞傷害を軽減する"]

💡 「」の実体はである。 ウリジントリアセタートがを直接中和するわけではなく、大量のウリジン(→UTP)を供給して、FUTPがに取り込まれる過程を横取りするという間接的な機序である1。

⭐ の毒性には2本の経路があり、本剤が競合するのは側だけである。 添付文書の12.1は、が と FUTP という2つの細胞傷害性中間体へ代謝され、はを阻害しての複製・修復に必要なチミジン合成を止める一方、FUTPはへ取り込まれると書き分けたうえで、Uridine is not found in DNA(ウリジンはには存在しない)と明記している。ウリジン由来のUTPが競合できるのはFUTPの取り込みの側である1。

💡 アセチル化はウリジンを届けるための工夫である。 VISTOGARDはのウリジンそのものを投与した場合と比べて4〜6倍のウリジンをへ届け、後のウリジン血中濃度は2〜3時間で最高に達し、半減期は約2〜2.5時間である1。

適応

⚠️ 「症状の有無を問わない」と、「投与後96時間以内」の重篤な早期毒性の、2つの入口がある。 米国添付文書(VISTOGARD)の適応は次の成人・小児患者における緊急治療である1。

入口 条件
またはの後(症状の有無を問わない)
重篤な早期毒性 投与終了後96時間以内に、心臓もしくは中枢神経系を侵す早期発症の重篤・生命を脅かす毒性、または早期発症の異常に重い(消化管毒性・好中球減少など)を示した場合

💡 「非緊急のには使わない」という限定が適応の一部として書かれている。 添付文書の Limitations of Use は、のの治療には推奨されない——本剤が・の有効性を減じうるため——とし、あわせて投与終了後96時間を超えて開始した場合の有効性・安全性は確立していないと述べる1。⚠️ 添付文書が書いているのは「非緊急かどうか」であって、Gradeや重症度の線引きではない。

⚠️ の「XURIDEN」と適応を混同しない。 XURIDENは遺伝性の成人・小児患者に対するウリジン補充療法として2015年に初回承認された、別の製品である6。同剤の添付文書12.2は、この疾患を合成酵素(UMPS)の欠損によるのピリミジン代謝異常症と定義している——UMPSは de novo の最後の2段階を担うで、欠損すると①ピリミジンヌクレオチドの全身的な不足(の大半はこれによる)②の蓄積、という2つの帰結が生じる6。毒性への言及はXURIDENの添付文書には無い。

用法・用量

⚠️ VISTOGARDとXURIDENは同じ「ウリジントリアセタート」でも用法がまったく異なる。

製品 用法・用量
VISTOGARD(の緊急治療) 成人:10g(1包)を6時間ごとに20回。小児:あたり6.2g/m²(1回10gを超えない)を6時間ごとに20回。いずれも食事を問わずし、各回をアップルソース・プリン・ヨーグルトなどの軟らかい食物3〜4オンスに混ぜて混合後30分以内に摂取し、顆粒は噛まない1
XURIDEN(遺伝性の慢性補充療法) は体重あたり1日1回60mg。効果不十分なら体重あたり1日1回120mg(最大8gを超えない)まで増量。食物(アップルソース・プリン・ヨーグルト)または・乳児用とともに投与する6

総投与回数(20回)で切る用法はVISTOGARDに特有——XURIDENは体重あたりの1日1回投与を継続する慢性療法であり、回数で区切られていない。⚠️ 実際の運用は施設のプロトコル・添付文書で確認する。

投与できない・続けられない場面の扱い(VISTOGARD 2.2)

⭐ の患者は嘔吐し、で口から飲めず、意識が悪いことがある。 添付文書はその3つに具体的な手当てを置いている1。

  • 服用後2時間以内に嘔吐したら、嘔吐後できるだけ早く1回分をまるごと投与し直す。 次の回は予定どおりの時刻に投与する
  • 1回飛ばしたら、気づいた時点でその回を投与する。 次の回は予定どおりの時刻に戻す
  • 重度のや昏睡など必要な場合は、またはから投与する。 食品系のとろみ剤を水約100 mLに溶かし、10g 1包を細かい粉末に砕いて混ぜる(小児で10g未満のときは、とろみ液10 mLあたり1gを超えない比率にする)。投与後はを水でフラッシュする
  • 各回は水を4オンス以上飲む。開封した包に残った顆粒は次回に使わない
  • ⭐ 患者・への指導事項の筆頭が「体調が良くなっても20回すべて飲みきること」である

禁忌・注意

  • **米国のVISTOGARD添付文書は、4 CONTRAINDICATIONS も 5 WARNINGS AND PRECAUTIONS も逐語で None. である1。⚠️ **これは「この薬に禁忌が無い」という事実ではなく、米国のこの文書を読んだという事実である。 今回は・日本で本剤の承認に基づく文書を見つけられなかったので(上の「国ごとの承認状況」)、他国の禁忌欄と突き合わせること自体ができていない。
  • ⚠️ 投与終了後96時間を超えてからの有効性・安全性は確立していない。 症状の有無にかかわらず、・のに気づいた時点で速やかに投与を開始する判断が求められる1。
  • ⚠️ 非緊急のの治療には推奨されない——本剤が・の有効性を減じうるためである1。⚠️ 添付文書はここで重症度の線(Gradeなど)を引いていないので、「軽度〜中等度なら使わない」と読み替えない。
  • 妊娠・授乳:妊娠中の使用に関する症例報告は限られており、・流産のリスクを判断する材料にならない。のに最大推奨ヒト用量(1日40g)の約半量までした試験では催奇形性も胚・への悪影響も認められなかった。母乳中への移行・乳児への影響・乳汁産生への影響はいずれもデータが無い1。

副作用

頻度 内容
2%超(135例) 嘔吐13例(10%)、悪心7例(5%)、下痢4例(3%)
重篤・Grade 3以上 1例のみ(Grade 3の悪心・嘔吐)
による中止 2例(1.4%)

(米国添付文書 6.1 の、単群の2試験に登録された135例の集計。曝露期間の中央値は4.8日、投与回数の中央値は20回である1)

有効性

⭐ 「20回飲みきる」という用法を支えているのは、この2試験のである。 は30日時点の生存、または30日より前に化学療法を再開した場合はその時点までの生存で、結果は次のとおり1。

集団 例数 を満たした例
117 114例(97%)
早期発症の重篤・生命を脅かす毒性 18 16例(89%)
全体 135 130例(96%)

💡 比較対照は同時期の対照群ではない。 添付文書が並べているのは、支持療法のみを受けた25例の後ろ向きの症例報告で、その84%が死亡したという記述である——全例がの誤りによる(予定速度の1.9〜64倍)だった集団であり、比較ではない1。⚠️ 本剤の2試験も単群・の拡大である2。

⚠️ 96時間を過ぎてから開始した例も試験に含まれていた。 死亡した5例のうち2例は、の投与終了から96時間を超えて本剤を開始した患者だった1。

まとめ

  • ウリジントリアセタート(VISTOGARD)は、・のまたは重篤な早期毒性に対する緊急で、この適応で承認されているのは米国(2015年12月11日承認)である。
  • ⚠️ 承認は国ごとに違う。 EMAの中央審査の品目一覧には収載が無く、確かめた4か国(スペイン・ハンガリー・フランス・英国)の登録簿にも製品が無い。日本ではPMDAが本剤を国内未承認の一覧に掲げ、基準収載品目リストにも収載が無い。「数か国で0件」を「全域に無い」と読み替えない。
  • ⚠️ はのではない——むしろの効果を増強する側であり、この対比が本剤を理解する起点になる。
  • 機序は、大量のウリジン(→UTP)を供給し、FUTPのへの取り込みをに阻害すること。⭐ 側(によるの阻害)には効かない——ウリジンはに存在しない。
  • 用量は成人10g(1包)を6時間ごとに20回、小児6.2g/m²(1回10gを超えない)を6時間ごとに20回、。2時間以内に嘔吐したら1回分を投与し直し、飲めない場合は・から投与してでも20回をする。
  • ⚠️ の別製品「XURIDEN」と混同しない。 ・機序は同じでも、XURIDENは遺伝性(UMPS欠損)に対するなウリジン補充療法(体重あたり1日1回60〜120mg)であり、毒性とはの別の適応・用法を持つ。
  • 米国の添付文書は禁忌欄・欄をいずれも None. とするが、投与終了後96時間を超えてから開始した場合の有効性・安全性は未確立で、非緊急のの治療には推奨されない(・の有効性を減じうるため)。
  • 主な副作用は嘔吐(10%)・悪心(5%)・下痢(3%)で、Grade 3以上は135例中1例だった。(30日生存または30日より前の化学療法再開)を満たしたのは全体で96%。

出典

  1. 1.VISTOGARD (uridine triacetate) oral granules — prescribing information(U.S. Food and Drug Administration(DailyMed/BTG International Inc.)・2023)DailyMedの当該setidのページをブラウザUA付きcurlで取得して確認した。Highlights末尾に印字された改訂表示は Revised: 10/2023(ページ上部の Updated March 31, 2026 は掲載側の更新日で、SPLは version 3)、Packager は BTG International Inc、Initial U.S. Approval は2015。1の適応は逐語で "indicated for the emergency treatment of adult and pediatric patients: following a fluorouracil or capecitabine overdose regardless of the presence of symptoms, or who exhibit early-onset, severe or life-threatening toxicity affecting the cardiac or central nervous system, and/or early-onset, unusually severe adverse reactions (e.g., gastrointestinal toxicity and/or neutropenia) within 96 hours following the end of fluorouracil or capecitabine administration."、Limitations of Use は逐語で "not recommended for the non-emergent treatment of adverse reactions associated with fluorouracil or capecitabine because it may diminish the efficacy of these drugs"。2.1の用量は成人10g(1包)を6時間ごとに20回、小児6.2 g/m2(1回10gを超えない)を6時間ごとに20回でいずれも食事を問わない。2.2は軟らかい食物3〜4オンスに混ぜて30分以内に摂取・顆粒を噛まない・水を4オンス以上飲む・2時間以内に嘔吐したら1回分を再投与・必要なら経鼻胃管または胃瘻から投与すると定める。4 CONTRAINDICATIONS と 5 WARNINGS AND PRECAUTIONS はどちらも逐語で None.。6.1は135例中2例(1.4%)が有害反応で中止、重篤およびGrade3以上は1例(Grade 3の悪心・嘔吐)で、Table 2 は嘔吐13例(10%)・悪心7例(5%)・下痢4例(3%)。12.1はウリジンがUTPへ変換されFUTPのRNA取り込みと競合すると述べ、"Uridine is not found in DNA" と明記する。14のTable 4は、30日生存または30日より前の化学療法再開を生存とし、過量投与117例で114例(97%)、早期発症毒性18例で16例(89%)、全体135例で130例(96%)。支持療法のみを受けた過量投与25例の後ろ向き症例報告では84%が死亡したとする。閲覧 2026-09-17
  2. 2.FDA Approval: Uridine Triacetate for the Treatment of Patients Following Fluorouracil or Capecitabine Overdose or Exhibiting Early-Onset Severe Toxicities Following Administration of These Drugs(American Association for Cancer Research(Clinical Cancer Research。著者は米国FDAの審査官)・2016)Europe PMCのREST(resultType=core)で抄録を取得した。inEPMC は N、isOpenAccess も N で全文は取得できておらず、以下はいずれも抄録の記載である。冒頭は逐語で "On December 11, 2015, the FDA approved uridine triacetate (VISTOGARD; Wellstat Therapeutics Corporation) for the emergency treatment of adult and pediatric patients following a fluorouracil or capecitabine overdose..." で、承認日が2015年12月11日であること、承認根拠が単群非盲検の拡大治験2件・135例であること、主要評価項目(30日時点の生存、または30日より前に化学療法を再開した場合はその時点までの生存)を96%が満たしたこと、最も多い有害反応が嘔吐・悪心・下痢であることを確認した。DOIはCrossrefで解決し、Clin Cancer Res 22巻18号4545-4549頁・Isonらであることを照合した。閲覧 2026-09-17
  3. 3.Medicines output - medicines report(European Medicines Agency・2026)EMAが自サイトの内容から自動生成している一覧(表頭に "Output automatically generated from content on www.ema.europa.eu on: 17/09/2026 - 06:00")をブラウザUA付きcurlで取得した。Medicine status 列には Authorised のほか Withdrawn・Refused・Expired・Suspended の品目も含まれる。全セルを検索しても uridine triacetate は0件で、陽性対照として trifluridine;tipiracil は収載されている。この文書で言えるのは、EMAの中央審査の枠にウリジントリアセタートの品目が無いことまでである。閲覧 2026-09-17
  4. 4.未承認薬データベース(米国または欧州で承認されている新有効成分含有医薬品のうち国内未承認のもの)(独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA、厚生労働省からの委託)・2026)ページに示された更新日は2026年7月31日。リンクされている米国分のExcel(https://www.pmda.go.jp/files/000281963.xlsx )のシート「2015」に、有効成分名 URIDINE TRIACETATE・企業名 WELLSTAT THERAP・承認日2015年9月4日・調査日2018年2月21日の行があり、効能欄はXURIDEN(遺伝性オロト酸尿症)とVISTOGARD(フルオロウラシル・カペシタビンの過量投与等への緊急治療)の両方の適応を載せている。掲載基準はページに「調査時点において海外承認日より3か月以上遅れて国内未承認である品目」と書かれている。欧州分のExcel(https://www.pmda.go.jp/files/000281964.xlsx )にウリジントリアセタートの行は無い。ページ自身が「承認状況等を保証するものではありませんので、正確な情報は各国ウェブサイト等で確認してください」と注記している。閲覧 2026-09-17
  5. 5.薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年8月13日適用)(厚生労働省・2026)同ページから内用薬(tp20260813-01_01.xlsx)・注射薬(同_02)・外用薬(同_03)の3つのExcelを取得して全文検索し、「ウリジントリアセタート」「トリアセタート」がいずれも0件であることを確認した(「ウリジン」に当たるのは外用薬のイドクスウリジン点眼液だけである)。陽性対照として、内用薬にカペシタビン8件、注射薬にフルオロウラシル3件が収載されていることを確かめている。このリストは保険診療で算定できる医薬品の一覧であって、承認の有無を示す文書ではない。閲覧 2026-09-17
  6. 6.XURIDEN (uridine triacetate) oral granules — prescribing information(U.S. Food and Drug Administration(DailyMed/BTG International Inc.)・2023)添付文書に Revised: 8/2023 と印字された版(Packager は BTG International Inc)で、XURIDEN(ウリジントリアセタート)が遺伝性オロト酸尿症の成人・小児患者に対するウリジン補充療法として承認されていること(Initial U.S. Approval は2015)、開始用量が体重あたり1日1回60mg、効果不十分な場合は体重あたり1日1回120mg(最大8gを超えない)まで増量できること、食物(アップルソース・プリン・ヨーグルト)または牛乳・乳児用調製粉乳とともに投与すること、非特異的エステラーゼにより脱アセチル化されウリジンとなる点はVISTOGARDと同じ有効成分・同じ機序であること、この文書自体はVISTOGARD(フルオロウラシル過量投与の解毒薬)には言及していないことを確認した。閲覧 2026-09-17