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Drug Atlas · A22 Antiparkinson drugs / 抗パーキンソン薬

オピカポン

opicapone

分類
Antiparkinson drugs / 抗パーキンソン薬
商品名(日本)
オンジェンティス
商品名(EU)
Ongentys
科目
Pharmacology
トピック
A22: Drugs of neurodegenerative diseases (extrapyramidal motoric system, nootropic drugs)
承認適応
パーキンソン病
禁忌疾患
褐色細胞腫傍神経節腫悪性症候群横紋筋融解症
副作用
ジスキネジア幻覚便秘傾眠

🧠 全体像:オピカポンはと同じ阻害薬だが、が強く1日1回投与で足りる点が最大の違いである。は半減期が配合剤と同程度のため服薬のたびに追加投与が必要だったのに対し、オピカポンは就寝前1回でのを安定して高め、のオフ時間を短縮する。⭐ 日本の承認用量(25 mg)は海外(50 mg)の半分だが、これは効果が弱いからではない——解析で日本人への25 mg錠が非日本人への50 mgカプセルと同程度の・薬効を示したことに基づく1。

エンタカポンとの違い

項目 オピカポン
阻害様式 末梢阻害(可逆的) 同じ(がより強い)
投与回数 内服のたびに併用(1日複数回) 1日1回(就寝前、内服の前後1時間以上あけて)
単剤での効果 無し(併用が前提) 無し(併用が前提)2
承認用量(日本) — 25 mg(海外は50 mg。は同等と評価)1

⭐ 「より強力・長時間作用型」と覚える。 服薬回数を減らせる分に有利だが、との(前後1時間以上)を守る必要がある点はより厳格である。

適応・用法

または・塩との併用による、パーキンソン病の症状の(wearing-off現象)の改善に用いる。単剤では効果が無く、必ず含有製剤と併用する21。

用法は、含有製剤の投与前後および食事の前後1時間以上あけて、1日1回する(・の投与時間帯を踏まえ、就寝前など毎日一定の時間帯に固定する)1。⚠️ 投与量は国によって異なる。 日本の承認用量は25 mg、欧州・米国の標準用量は50 mg(米国は中等度で25 mgに減量)である。これは日本人の薬効が弱いためではなく、母集団/解析で日本人への25 mg錠投与が非日本人への50 mgカプセル投与と同程度の・活性阻害・の変化を示したことに基づく用量設定である1。

禁忌・注意・副作用

まとめ

  • オピカポンはと同じ阻害薬だが、が強く1日1回(就寝前)投与で足りる。
  • 単剤では無効で、必ず含有製剤と併用し、(前後1時間以上)を守る。
  • 日本の承認用量25 mgは海外の50 mgの半分だが、解析で同等の・薬効を示したことに基づく設定であり、効果が弱いという意味ではない。
  • 禁忌は・、・の既往、重度など。副作用の多くは作用増強に伴う・・である。

出典

  1. 1.オンジェンティス錠25mg(オピカポン)1.8 添付文書(案)・審査報告書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)/小野薬品工業・2020)承認された効能・効果を「レボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジド塩酸塩との併用によるパーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善」、用法・用量を「オピカポンとして25 mgを1日1回、レボドパ含有製剤の投与前後及び食事の前後1時間以上あけて経口投与する」とすること(欧州の承認用量は50 mgカプセル)を確認した。国内第II相試験(ONO-2370-02試験)では25 mg群・50 mg群ともプラセボに有意差を示し用量間の差は乏しかった一方、海外第III相試験(BIA-91067-301・302試験)では50 mg群のみプラセボに有意差を示したこと、母集団薬物動態/薬力学(PPK/PD)解析で日本人への25 mg錠投与が非日本人への50 mgカプセル投与と同程度のオピカポン曝露量・COMT活性阻害・レボドパ曝露量の変化を示したことから、国内推奨用量を25 mg錠としたことを確認した。禁忌に本剤成分への過敏症の既往、褐色細胞腫・傍神経節腫等のカテコールアミン分泌腫瘍(高血圧クリーゼのリスク)、悪性症候群又は非外傷性横紋筋融解症の既往、重度肝機能障害(Child-Pugh分類C)を挙げ、重大な副作用にジスキネジア(17.3%)・幻覚等(4.4%)・傾眠/突発性睡眠(2.1%/1.2%)を確認した。閲覧 2026-09-17
  2. 2.ONGENTYS (opicapone) capsule — full prescribing information(Neurocrine Biosciences / DailyMed (U.S. National Library of Medicine)・2025)機序(末梢選択的・可逆的COMT阻害でレボドパから3-OMDへの代謝を抑えレボドパの利用能を高める、中枢作用はない)、適応(レボドパ・カルビドパの補助療法、オフ症状を有するパーキンソン病患者)、用法(通常50 mgを就寝前1日1回、レボドパ内服の前後1時間以上・食事の前後1時間以上あけて経口、中等度肝機能障害では25 mgに減量、末期腎不全〔CLcr 15 mL/min未満〕では使用を避ける)、禁忌(非選択的MAO阻害薬との併用、褐色細胞腫・傍神経節腫等のカテコールアミン産生腫瘍の既往)、警告(ジスキネジア〔20%対プラセボ6%、レボドパ減量を要しうる〕、幻覚・精神症状〔3%対プラセボ1%〕、低血圧・失神〔5%対プラセボ1%〕、日中の突発的睡眠発作)、高頻度有害事象(ジスキネジア、便秘、CK上昇、低血圧・失神、体重減少)を確認した。閲覧 2026-09-17